「とにかくラストが良い!」という、えんぺニュースの評判を読んで、当日券で行きました。
ほんと、ラストで大泣き。びょーびょー泣いちゃった。音楽(パッヘルベルの「カノン」)にヤられたのも大きな要因ですが。
極自然な演技で淡々と進む感じのシチュエーション・コメディーですね。本当に、役者さんの演技はめちゃくちゃ自然。演技しているようには見えないぐらい。
今回の題材は私小説のようでした。なんたって劇団員のお話なんだから。私も身に覚えの有ることばかりで、最初から走馬灯巡りっぱなし(笑)。
劇団に所属する男の子が一人暮らしをしている汚い四畳半(六畳?)が舞台。
「脚本、全然書けない。公演やめれるもんならやめたいよ。・・・公演が終ったらアメリカ行こっかな。」
脚本はないし、寒いし、お金もないし。時間は刻々と迫ってくるし。でも、何もしない。狭くて汚くて寒い部屋に、劇団メンバーがこたつに足を突っ込んだまま。だらだら。ぐたぐた。時間を持て余してタバコばっかり吸って。もー・・・匂いまで蘇ってきて、心が痛かった(笑)。
でも、最後はまるで映画「ニュー・シネマ・パラダイス」のラストを観た時みたいに泣かされてしまいました。
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※URL後ほど追加(2006/10/21)。