フランツ・カフカの作品をぜひ舞台で観たかったし、むっちりみえっぱりの女の子達が出演してるので、必死で当日券に並んで観に行きました。
(観劇掲示板の頃のレビューです。書き込んだ方への返信形式になっています)
桟敷じゃなかったけど背もたれがないので3時間半(休憩15分を含む)はつらかった。何度も体勢を変えて頑張りましたが、終わったときには疲労困憊。でも内容は満足でした。面白いですんよね、やっぱり。カフカさんの作品ですし。
> 立体的な舞台に怪しげな空気とへんてこりんなダンス。
舞台、有効に使われてました。さすがシアタートラム。
ダンス、よかったですね~。イデビアン・クルーというダンス・カンパニーの主宰である井手茂太さんの振付だそうです。へんてこで予想がつかない感じ。でもコミカルで観ている人に優しくて。ぴたっと止まる瞬間と普段どおりの動きのバランスが気持ちいい。
> 無駄のない役者の動線。効果的に使われる字幕。
字幕!字幕字幕字幕!!!すばらしかったです。舞台転換の時に字幕が出るので転換のわずらわしさを全く感じませんでしたし、カフカの引用がまた素晴らしい!
「人生に目標はあるが、道はない。もし道があるとすればそれはためらいである。」(間違ってたらごめんなさい。)
> 主張しすぎない音響。
音響よかった~・・・。物悲し気で、軽やかなリズム。あれ、なんというジャンルの音楽なのでしょう?昔よく聴いた気がするんだけど・・・。ご存知の方、教えてください!
> 叫び声が聞き取れない役者がいて
あー、あれはひどかったですよね。私は残念を通り越して不愉快でした。
あと、女性の裸はいただけません。第一、必要性を感じなかった。あれはダメ。演出の松本さん、MODEの主催の方ですが、確か前回公演もエロっぽかったですよね。私の好みじゃないです。
26人の役者さん達は全てオーディションとワークショップを経て選ばれた方々で、はつらつさと新鮮さがあって良かったと言えば良かったですが、学芸会っぽさ、というのも感じられました。
そういえば客層もちょっと幼い感じがしましたね。携帯が2度も高々と鳴り響きました。
[原作] F・カフカ 演出=松本修
振付=井手茂太 舞台美術=伊藤雅子 衣裳=アン・クムズ 照明=齋藤茂男 音響=市来邦比古 舞台監督=橋本加奈子 演出助手=渡邊紀栄 技術監督=熊谷明人 宣伝美術=マッチアンドカンパニー 宣伝写真=今井智己 宣伝美術照明=まつくましんいち
CAST:井口千寿瑠/斎藤歩/石井ひとみ/佐伯新/石村実伽/さとうこうじ/石母田史朗/佐藤沙恵/伊東由美子/高田恵篤/占部房子/得丸伸二/大崎由利子/長尾純子/小沢直樹/福士惠二/笠木誠/古谷充子/宮島健/来栖礼子/宮野円平/小嶋尚樹/山内健司/小林麻子/山本由佳
世田谷パブリックシアター内:http://www.setagaya-ac.or.jp/sept/jouhou/2-4-21-1.html