坂手洋二さんの劇団、燐光群(りんこうぐん)、やっと観に行けました。
坂手さんは新国立劇場で上演された「ピカドン・キジムナー」の脚本を書かれた方です。
「ララミー・プロジェクト」のララミーとは、アメリカのワイオミング州の中にある街の名前。その平和な田舎町で実際に起こった殺人事件をもとにした、ドキュメンタリー風芝居でした。
良くも悪くもアメリカ、ですね。当然ですが日本人じゃないんですよ。登場人物はほぼ全てララミーの街の人ですからね。役者さんがあまりに達者すぎて(?)本当にアメリカ人みたいになっていて、なんか、日本人なのにアメリカ人だから魂が感じられないというか。発声は素晴らしかったです。でも怒鳴るのが多くてしんどかった。
ストーリーはゲイ、エイズ、貧富の差、など。差別の話です。大切なことですよね。でも感情移入できなかった。アメリカ(異国)だからだと思います(強引ですみません)。なんか遠かった。
舞台、美しかったです。スズナリがめちゃくちゃ広く見えました。あの木、どうやって作ったのでしょう・・・。すごい。
燐光群HP : http://www.alles.or.jp/~rinkogun/
Posted by shinobu at 2001年04月14日 01:31 | TrackBack (0)