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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2001年05月15日

シベリア少女鉄道『今、僕たちに出来る事。あと、出来ない事。』中野テルプシコール05/11-13

 チラシのビジュアルや公演名などが私の好みではなかったので今まで観に行くのを渋っていたのですが、小劇場系の演劇評論家さんたちにあまりに評判が良いので観に行きました。

 作・演出の土屋亮一さんは24歳。シベリア少女鉄道という劇団ではこの作品で3作目ということです。かなり若い人たちの新しい劇団ですよね。

 うーん・・・アイデアは確かに面白かったです。一つここで紹介いたしますと、役者の変わりに人形が出てくるんです。ファービー人形やガンプラ(シャア専用ザク)等がしゃべるの。それに向かって役者がまともに受け答え。相当ヘンですよ。面食らいます。

 また、ストーリーがあるお芝居だったことが嬉しい驚きでした。しかも主張もしっかりしていて結構のめりこめる物語設定で。「ええ、勝手にします。誰にどう言われようと。僕はやります。絶対に。」というセリフが良かったなー。こういう若くてストレートで元気な言葉ってなかなか出会えなかったから。

 でも・・・全て意図的だったのでしょうが、棒読み演技や段取りのへなちょこさ、舞台装置のちゃちさ加減などはやっぱりつらいですよ。あれじゃー大人は観に行かない。私も次回は渋るかも。狙っている客層が狭すぎるんじゃないかなー。えらそうな言い方ですが、「もったいない」と思いました。

シベリア少女鉄道HP : http://shinjuku.cool.ne.jp/siberia/

Posted by shinobu at 2001年05月15日 22:07 | TrackBack (0)