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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2001年06月03日

新国立劇場演劇『贋作・桜の森の満開の下』新国立劇場 中劇場06/01-30

話題のサクラ、観に行ってまいりました。

野田秀樹さんが劇団・夢の遊眠社時代に書いた作品の2度目の再演(1989年、1992年)です。
私は1度目の再演を観たことがあるのですが、
夜長姫役だった毬谷とも子さんの演技に感動したことを覚えています。

さて今回は9年振りということでキャストも一新です。
私の感想は・・・・

バラバラ。
ただ一言。「バラバラ」でした。

残念。
悲しいですよね。

役者も衣装も音響も舞台も、横のつながりが薄いというか。

例えば、恋している男女の間に恋を感じないんですよね。
そのシーンのBGMもやたら耳に付くし。衣装も飛びぬけすぎてる気がするし。

あと、これは前回も全く同様に感じたのですが、主要な役者以外を単なる雑魚として使うことが私にはとても受け入れ難いです。これはまさに個人的好みなのですが。

ただひたすら帰り道が寂しかったです。

作・演出:野田秀樹 出演:深津絵里 堤真一 他
新国立劇場 : http://www.nntt.jac.go.jp/

Posted by shinobu at 2001年06月03日 00:36