地人会(ちじんかい)の公演です。山田太一さん脚本・演出。私いちおしの三田和代さんが出演されているので亀有まで遠出しました。なんと風間杜夫さんも出ていらして、いわゆる生つばモノの豪華キャストだったんですね。
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が40歳で来日してから亡くなるまでの15年間のお話でした(1890年~1904年)。ハーンと言えば、日本人女性セツと結婚して帰化し、日本に骨をうずめた親日派で、英語で日本についての本を書き、西洋に広めた人なんですよね。『霊の日本』『怪談』等の作品を書かれています。「むじな」「耳なし法一」などは私も知っていました。
劇中劇の形で風間さんと三田さんが「雪女」を演じられたのですが、恐ろしいし悲しいし美しいし・・・。この美を受け入れて感動できるのは私が日本人だからだなーと思いました。ありがたいです。
ハーンがセツにプロポーズするシーンは本当に素晴らしかった。恥じらい。優しさ。謙虚さ。もー・・・大和撫子そのもの!ハーン(風間)も西洋人だけど日本男児でした。
三田和代さん・・・・もー・・・・あなたのその声は何?まるで天使のよう、いや、天女かしら!?ハーンの母親役、そしてハーンと結婚して4人の子供を授かるセツの2役だったのですが、22歳のセツの役だった時はさすがに目を疑いました。だって本当に若い娘なんですもの!三田さんって実年齢はおそらく50歳は超えてらっしゃると思うんですよねー・・・。
この公演、日本中を周るのですが、亀有の後はロンドン、ダブリン(アイルランド)公演があります。スゴイ!
演劇製作体 地人会 : http://www1.biz.biglobe.ne.jp/~CJK/
Posted by shinobu at 2001年08月26日 15:49 | TrackBack (0)