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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2001年10月05日

CAB DRIVER『肌の融点』10/03-08中野ザ・ポケット

 CAB DRIVER初見です。柳田由香さんと竹井亮介さん(親族代表)が出演されるので観に行きました。

 「僕らはドラマを独り占めしにいく」というのがこの劇団のキャッチフレーズのようです。なるほど、そんな感じ。ちゃんとした「ドラマ」でした。インターネットの出会いサイトで知り合った男女。ちょっとリアルなラブ・シーン有り。恋人、家族、子供って何?「人間がそこに居る」ってどういうこと?という問いかけ等。

 しっかりした物語のお芝居。舞台装置、凝ってましたね~。同じ場所なのに色々変身して。役者さんの半分が客演の人でした。いつもそういうプロデュース・スタイルみたい。主宰&役者の矢柴俊博さんは雰囲気のある男優さんでした。キザなことをサラっとできるような。

 今回の「肌の融点」を書かれた日下由子さんは座付き脚本家で(脚本家も度々変わるようです)、彼女が書いた「七部袖、ほくろ」という作品でパルテノン多摩演劇フェスティバルでグランプリを獲ったそうです。すんごい良かったらしい。観たかったな~。

 TOPのひとことモノローグにも書きましたが、突然主役になった柳田さんは、2日徹夜でセリフと段取りを覚えたそうな・・・。想像しただけで身震いと涙が襲ってきました。鳥肌&感動。
 「柳田さん、前と全然違うなー。こんなキュートな女優さんだったなんて知らなかったー。」と思っていたのです。死ぬような思いをしたゆえに、死ぬほど成長された・・・のかも??女優って、大変な職業なんですね。

 CAB DRIVER : http://www.CABDRIVER.jp/

Posted by shinobu at 2001年10月05日 12:38 | TrackBack (0)