パルコおなじみの男女二人の朗読芝居。佐々木蔵之介さんと中嶋朋子さんのペアです。
ボロボロに泣かされました・・・・・!!そこにピュアな愛が見えた!(クリスマスだし。ロマンチック解禁ということでご勘弁を♪)
朗読、というよりはお芝居でした。アンディーとメリッサというカップルが約40年間交わしつづけた往復書簡の朗読なんですが、本を朗読している人よりも、相手のリアクションに目が行くんです。2人ともイスに座ったままの状態で、表情、首や頭の動き、ため息・・・。ものすごく些細な仕草や呼吸で心の琴線に触れられてしまうそんなデリケートな男女二人芝居。
脚本が良いんですよね、まず。往復書簡の朗読だけでここまで何度も再演されているというのが動かぬ証拠。観に行くと誰もが原作本を買いたい衝動に駆られます。てゆーか買っちゃう。
中嶋さん、メリッサ役ぴったり!めちゃくちゃ似合ってます。声の細さも芯の強さも。今までで一番好きな中嶋さんでした。
蔵之介さん、表情がすごく良かった。笑って、おどけて、得意がって、悲しんで、だまって。キュート♪まっすぐだった。きれいだった。優しかった。コメディー・センスあるな~。「ラブ・レターズ」でこんなに笑えると思いませんでした。お二人の呼吸の成せる技ですね。
私が初めて観たのは豊原功輔さんと岩崎ひろみさんのペアで、その時は「この演目はカップルで観に来るモンじゃないな~。」と思ったのですが、今回は「これは・・・・カップル来場可かも♪」と思えました。脚本を重厚に読むか軽快に読むかでそれぐらい変わっちゃう。あ、でも女性は涙でメイクが取れちゃう危険性あり、ですよ。
※携帯の電源が切れた時のプー!プー!というアラーム音が30秒以上鳴り響き、怒りというよりも嘆き浸透。長いセリフを読んでいた蔵之介さんがかわいそうだった・・・。開演前だけでなく途中休憩の後にも携帯チェックが必要ですね!
パルコ劇場HP : http://www.parco-city.co.jp/play/
Posted by shinobu at 2001年12月24日 00:34 | TrackBack (0)