REVIEW INTRODUCTION SCHEDULE  
Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
mail
REVIEW

2002年02月11日

ロリータ男爵『恐るべき子供たち』下北沢駅前劇場02/08-12

 DVDが公演と同時発売。いつも何かNEWSなんですよね。好きですロリダン。

 下北沢駅前劇場の舞台が全て真っ青。ブルーバックなんです。黒子ならぬ青子(あおこ)が出て来て場面転換をするのがキュート。主役の後藤飛鳥さん、ちょーかわいーっっ!いつもカワイイけどそれ以上に!大佐藤崇(だいさとう・たかし)さんがはまり役でした。白いガクラン(ハクラン)がお似合いで♪長髪に口ひげもぴったり。観てて気持ちよかった~。演劇弁当猫ニャーの池谷のぶ子さんが客演されていたのですが、青塗りの顔が迫力。

 作品自体は、私にとっては"so so"でした。うん。「まあまあ」ですかね。やっぱりロリダンにはいつも過剰に期待しちゃってるからかな。「タナベさんが火を出した」が最高に面白かったので、それと比べちゃったからかな。   

 それにしてもDVDには感服です(VHSも販売されています)。お芝居自体がそのままDVDにも収録されているんです。だから歌も演技も全てDVD用に早めに完成させて、DVD編集が終わってから劇場用の稽古に入ったそうなんですよね。スゴイ。

 主宰の田辺さんって本当に多才な方ですね。ファンです。

ロリータ男爵 : http://webs.to/lolidan

Posted by shinobu at 22:51 | TrackBack

2002年02月01日

加藤健一事務所『煙が目にしみる』05/01-12本多劇場

 去年大好評だった舞台の再演です。初日に伺いました。

 あ~・・・・ヤられたぁ・・・・・っっ!火葬場が舞台なんです。あぁ・・・・それだけでもう・・・・・涙なしにはいられませんって。ふふ。ところどころクサいところもありましたが、そんなのはご愛嬌。思いっきり泣けました。笑えました。

 可笑しな表現かもしれませんが、そこが本多劇場だとは思えなかったです。ナイロン100℃、大人計画、星屑の会、そして加藤健一事務所などが本多劇場でよくお芝居を打たれていますが、どうもこのお芝居は加藤健一事務所っぽくないというか。いや、いい意味で。あ、いい意味でも語弊があるなぁ(笑)。とにかく今日は本多劇場ではなかったです。明らかに違いました。

 お芝居が始まる前の女の子の前説だけでもなんだかホロリと来てしまったし、カーテンコールなんて「割れんばかりの拍手」とはこのこと!!客席が完全に一体となっていました。今まで色んなカーテンコールを経験してきましたが、こんなのは初めてでした。お年寄りと若い人が両方まんべんなく混ざった客層だったことも一因かも。

 TOPでも申し上げましたが、1時間半、休憩なしというのは本当に気持ちがいいです。皆さん、気軽に劇場に足を運んでもらいたいです。あったかい娯楽を満喫しに。いつもとちょっと違う本多劇場に♪

 カトケンさん、いつもどおりに確実に面白かった。
 サモ・アリナンズ常連の平田敦子さん、やっぱり上手い。ホントぴったり。

加藤健一事務所 : http://homepage2.nifty.com/katoken/

Posted by shinobu at 23:21 | TrackBack