2002年04月27日
bird's-eye view『ON*OFF*ON』新宿107 4/25-28
仲良くさせていただいている劇団です。作・演出の内藤さんと役者さん達とで共同で作るスタイルのお芝居。そろぞれ3つぐらいのチームに分かれて脚本から作っていくそうです。初日はNHKから取材があったそうです。将来が楽しみな団体ですよね。
今回は、前回の「Package」と似てる感じでもあったのですが、私は「Package」の方が好きでした。舞台装置がかなり凝っていたのでそこがメインでもあり弱点でもあったかも。かなりの異空間でしたからね～。お客さんもついていくのに時間がかかったと思います。若者がそのままに、ポップに浮遊している作風が好きなんだけど、ちょっと浮きが足りなかったかも。
私は、bird's-eye viewは舞台装置と衣装、音にあわせた動き、短編芝居の組み合わせなどでトータルな舞台空間をプロデュースしている団体だと認識しているのですが、今回は衣装がちょっと合ってなかった気がしたな。特に色。もっとやわらかい色調だと全然違う空間になったと思います。
柏原君、あいかわらず美しい。もっと無邪気で元気なのとか観たい。
杉浦理史（ピエール）さん、うまい。大黒柱に見えてきた。2枚目半をやって欲しい。
大呑さん、素晴らしい。もっと見たい。エロよりチラリズム希望。
坂本さん、綺麗になったな～。reset-N『DUST』楽しみです。
バーズ・アイ・ビューHP ： http://www.b-ev.net/
ピエール風呂 ： http://www.p-huro.net/
2002年04月05日
tptフューチャーズ2002『アダムとイブ』ベニサン・ピット03/16-04/06
正式なタイトルは『アダムとイブ －私の犯罪学－』です。
ちょいとネタバレします。でも、読んでから観に行っても大丈夫ですよ。
まさに寺山修司さんの作品でした。舞台は歌舞伎町のトルコ『エデン』の真上の小汚い部屋。父と母とその息子2人は、聖書に出てくるアダムとイブ、そしてカインとアベルです。
悩ましいスリップ姿のみだらな母親。ごろごろ転がる沢山の真っ赤な林檎たち。ぼろアパートの床のそこらじゅうからトルコ風呂の湯気が噴き出し、その大きな穴に次々に落ちてゆく人たち。
寺山修司さんのセリフは本当にポエティックで、必死で耳をそばだてて聞きました。やっぱり天才だよなー。
演出（木内宏昌さん）は、あいかわらず洗練されたプロのものでした。でもtptらしいおしゃれさとスノッブな味がところどころに見え隠れして、寺山さん特有の、メルヘンなんだけどアングラで、スマートなんだけどどろどろした味とは溶け合ってなかったところがあったような気がします。
あからさまに北村有起哉さん目当てでチケットを取ったのですが、あまり活躍されてなくてすごく悲しかった。・・・でもやっぱり好き♪第三舞台の「幽霊はここにいる」が楽しみですね。
今回は女優さんメインだったな～。だって・・・・あぁ、下着姿の女優さん達の美しいこと！女の私でもよだれモンです。特にピンクの花柄の下着をまとってその細くて美しいおみ足をあらわにした小山萌子さんにノックアウトでした。声もなんとも艶やかでなまめかしい。夢に見そうだわよ・・・（赤面）。
tptのHP ：http://www.tpt.co.jp/