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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2002年05月04日

むっちりみえっぱり『その男 浮く』05/03-06王子小劇場

 独自の色を出す女の子6人組。何でも全員で話し合って決めているとか。私が制作をつとめておりますRel-ay(リレイ)と関係があって仲良くさせていただいております。

 面白い!!
 力の抜き加減、入れ加減がめちゃくちゃ独特!
 いったいなぜに蜷川幸雄?! でも爆笑!!!

 オープニングの爆発感ってばも~っ、あれはすごい狙いだと思います。若い頃の蜷川幸雄役と、年取ってからの蜷川幸雄役のものすごいギャップも。70年代アングラ劇団の座長とその劇団員とのやり取りなんて、激シュール。80年代ヒット曲とそのフィーバー振り等もちゃんとむっちり風に盛り込んでました。

 そして細かいところのこだわりのすごいこと。例えば平幹二郎・主演の「大塩平八郎」のポスター(なんで大塩!?)。新国立劇場のマークがデカデカとついてました。ちゃんと衣装着てメイクして撮影して、立派なカラー・ポスターを作ってるんですよね。

 最後、蜷川さんがなぜかフッラフッラ踊るんですが、あれが『浮く』ってこと?脱力感がたまりまへん。

 実はすごく主張もしているんですよね。
 「貴族なんてなってんじゃねーよっ、俺っっ!」

むっちりみえっぱり : http://hello.to/mucchiri_mieppari/


≪ひとことモノローグより≫

 むっちりみえっぱり『その男 浮く』05/03-06王子小劇場
 update: 2002.05.04 (Sat)

 ・・・スゴかった・・・・。

 めくるめく濃厚むっちり味の蜷川幸雄(!?)芝居。
 重箱の隅的こだわり。
 超独特のサービス精神。
 あぁ・・・まだまぶたと体に沁みついています。
 私はあのオープニングだけで大満足ですっ。

 GWの激渋スパイスに、いっちょ王子まで行っちゃって下さい!
 1500円という料金も新しい・・・。

Posted by shinobu at 2002年05月04日 04:53 | TrackBack (0)