MONOは京都を拠点に活動する劇団です。しのぶのいちおし。作・演出家の土田英生さんが押しも押されぬ大スターとなってしまいましたね。東京公演千秋楽ということで満員でした。立ち見も出てました。ロビーには草なぎ剛さんや文学座、俳優座、フジテレビからお花が届いていて嫌がおうにも盛り上がります。
『きゅうりの花』は過疎の村を舞台にしたコメディーなのですが、土田さんらしくのほほん切なくシリアス。なんか、心がぎゅ~っと締めつけられた感じ。つらかった。
あの「ハァ、イエイエナァ~」踊りも滑稽で居心地が悪いけど大人のさりげないいじめが一番きつかった。人間の心の機微というか、デリケートな部分をすごく丁寧に演出されてますよね。優しい語り口だからこそ心の奥まで突き刺さる辛らつさ。いやはやあっぱれです。
役者さん、毎回欠かさず観るようにしているからか、いつもに似た配役すぎた気がしました。どういう風にセリフをしゃべるか予想できちゃうんですよね。あ、熱狂的ファンだからか(苦笑)。一番良かったのは東京から来たお嫁さん役の増田記子さん。こぎれいで品があって、いかにも都会から来た感が出てました。唯一いつもと違うキャラだったと思います。
それにしても有名になるスピードが速い気がするのは私だけ?やっぱりインターネットのせいじゃないかって思うんです。口コミが最大の宣伝になってる気がする。やっぱり良いものは良い。
この秋からフジテレビで土田さん脚本のドラマが始まるそうです。キャスティングが楽しみ。
作・演出:土田英生
出演:水沼健・奥村泰彦・尾方宣久・金替康博・土田英生・西野千雅子・増田記子
≪掲示板形式だった頃のログです≫
まさきちさん、やっとお返事書けました!おひさしぶりで~す。
> 水沼さんの表情の変化がなんだか後から思えばすごかったな・・・。
怖かったですねー。「いつもの華がないな~」なんて心配していたらあの結末って・・・。
> あの人達、全員好き、と思わせてくれる劇団ですよね、MONOって。
そうですよね。これからも好きでいたいので、土田さんがものすごくお忙しいこととは思いますが
ぜひMONOとしての活動も続けてもらいたいと願います。
MONO公式HP : http://www.nk.rim.or.jp/~mono/
Posted by shinobu at 2002年08月22日 11:06 | TrackBack (0)