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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2002年09月26日

THE SHAMPOO HAT『雨が来る』ザ・スズナリ09/18-25

 男くさいリアル芝居を見せてくれるシャンプーハット。
 ぴーんと張り詰めた世界にドライな笑い。かっちょいいと思います。

 前々回公演(だったかな)の『アメリカ』がフジテレビでドラマ化されてましたよね。あれは泣いたんだよね~・・・昼の回を観たので外に出るのが恥ずかしかったぐらい。でもTVの方は舞台と全然違う演出で、私的に観てられなかったので5分で消しちゃいました(笑)。

 今回は・・・・うーん・・・・役者さんの個人芸を見せるのに徹していた、というか。ナイロン100℃の みのすけ さんとか温水さんとかの技術というか、持ち味全開でしたね。1時間20分という短いお芝居で濃密で、細かいところが全て狙いなんですよね。でも今回はそれだけだったっていうか。『アメリカ』の時のようなドラマがなかったな~。

 一番笑ったのは最初の方の
 「火事になっちゃって」「あぁー(だから頭がボサボサなんだ)・・・。」
 というやりとり。
 あれはクール。福田さん、ステキでした。

 音楽はジム・ジャームッシュ映画の感じ。トム・ウェイツだと思う。世界に合ってないわけじゃないけど、ちょっと狙いすぎかなぁ、と。

ザ・シャンプーハット : http://www33.ocn.ne.jp/~shampoohat/ (2006/03/20追加)

Posted by shinobu at 01:10 | TrackBack