ペンギンプルペイルパイルズ、初見です。第3回公演ですね。
阿佐ヶ谷スパイダースの中山祐一朗さん目当てでチケットを取ったのですが相変わらずステキでした。ちょっと似たキャラが多いかなーとも思いましたが、満足。
ちょいヤバめの異国への旅行。熱狂パレード。密室。すっとんきょうな女神。キレる男。
小劇場的アングラっぽい匂いがふわ~っと漂うのですが、クールでコミカルに仕上げているので最後まで楽しんで拝見いたしました。ギャグもかなりマニアックで技巧的。演技も細かい。登場人物たちのしっちゃかめっちゃかな存在理由もすっと受け入れられました。
でも、それだけ・・・・。役者も脚本も上手いと思うんだけど、私の人生にはあまり必要のない時間だったかも・・・。ナイロン100℃と阿佐ヶ谷スパイダースを混ぜた感じ。あと、遊園地再生事業団も?
音楽が良かったです。知らない国の知らない祭りでなんだかトリップしちゃう感じがよく伝わりました。あの狭いオフオフ劇場の舞台が、ちゃんと異国の安宿の一室に感じられました。
う~む・・・。全て上手いと思うのですが、「だから、何?」と思っちゃいました。残念。
作・演出=倉持裕
出演=中山祐一朗/小林高鹿/ぼくもとさきこ/ほか