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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2003年08月13日

TOKYO ORANGE 2003 trial act 『黄色いリボン』08/12,13中野スタジオあくとれ

 牧山祐さんが出演されるので観にいきました。
 “即興メソッド(=インプロ)を生かした集団創作を信条とするカンパニー”東京オレンジの企画公演。男優ばかりの台本芝居(=ストレート・プレイ)でした。初演は1991年。

 『黄色いリボン』はイエローなんちゃら社が開発した『リボン』という名の強力なミサイルのお話。湾岸戦争時代の日本およびイラク、クェート周辺を舞台に繰り広げられる、熱い男4人芝居でした。ほとんど素舞台でスーツに身を包んだ男達がマイムで汗びっしょりになりながら走り、しゃべりまくります。

 全体的に硬かったですね。足上げ運動(?)のころからやっと本調子になられた感じで。あれは可愛いかった。最初はどうなることかと思いましたが、戦争の真っ只中に突入していくあたりから面白くなりました。10年以上経っているのにテーマがオンタイムなんて。世界はどうなってるんだか。

 こういう熱い男たちって、どこにいったのかなー。今もいるのかなー。演劇の中にはけっこういるんですけどね(笑)。実社会ではねー。

 私が拝見したのはA、B、CのうちのAキャスト:牧山祐 早川拓幹 林雄一郎 平野卓 だったと思います。

東京オレンジHP : http://oranje.jp/

Posted by shinobu at 2003年08月13日 20:10