めちゃくちゃ面白かった『タナベさんが火を出した』の続編(?)ということで、とても楽しみにしていたんですが今回は・・・なんか汚かったですね。浮浪者とアカとゴミと・・・。
主宰のタナベさんが水道工事でミスして漏水させてしまった事件をネタにコントやショートストーリーが繰り広げられました。全編を通して水がテーマになっていて、映像はもちろん、舞台上でもじゃんじゃん水を使うんです。その水が舞台から床にこぼれて客席側にポトポト水が落ちていて、ちょっと気が気じゃなかったですね。また漏水!?みたいな(笑)。
客いじり(観客を舞台上に上げて、観客に何かをさせる等)はやっぱり上手だと思いますがあそこまでやるのはちょっとつらいかなー。もっと根本的に盛り上がっていたらOKかもしれませんが。ちょっとね。笑いも少なかったし。つらかった。全般的にコントのネタが難しかったと思います。練りに練った、凝りに凝った、という感じで。感心するけど笑いづらかった。
肉太鼓は・・・やりすぎかな、と。まず臭いし。がんばってお稽古されたんだと思いますが長く感じました。なにしろ臭いし(笑)。浮浪者役とかは格好だけだけど、お肉は本物だからどうしても不潔ですよね。不潔は恐い。
斎藤マリさん。どんなシチュエーションでも、どんな役でも成立させてしまう女優さん。プロレスラー、アイドル、浮浪者など、全部すごかった。でも私は汚れ役よりもキュートなところをもっと見たいですね。
役者松尾マリオさん。『鎖の工場』に出ていた浮浪者キャラで登場。あの衣裳はすごい。キャラもぴったり。
衣裳といえば「はたらくくるま」に出てきたNIKE人間にはびっくり。何かを越えちゃっていました。そういう飛びっぷりがロリータ男爵のすごいところだと思います。
ロリータ男爵 : http://www.lolidan.com/
Posted by shinobu at 2003年11月08日 16:32