2003年12月10日
G2プロデュース『止まれない12人』12/10-23スペース・ゼロ
豪華キャストだからいつも観に行くG2プロデュース。とっても良く出来た娯楽作品で、本当に面白かったです。素直に楽しく拝見いたしました。私が今までに観たG2プロデュース作品の中で一番好きかもしれません。
満員御礼なんですねー。StudioLifeの役者さんたちが通路の桟敷席にぎっしり座ってらしてびっくり。客席も豪華(笑)。
劇場の真ん中に舞台装置(列車)があって、2方向から客席に挟まれています。電車が揺れるのを役者さんの演技(と照明&音響)で見せるんですが、皆さんとても息が合った動作で、本当に猛スピードで走っているように見えます。わくわくします。大揺れするときにストロボ照明になるのがすごく良かったなー・・・。ノンストップ・ジェットコースター(トレインですが)・ムービーみたい。
装置はシュプリーム・エクスプレス『雷神号』という時速500kmで走る未来の列車の一号車両なのですが、その電車自体が本当に良く出来ています。頑丈さをそなえたなめらかな曲線と細かい作り込みに感動。触れるほど近くから見られますから(劇場に出入りする時)、これから観られる方はぜひ車体をじっくりどうぞ。
あ、肝心のお芝居の内容ですが、後藤ひろひとさんの脚本で何度も再演されている作品ですのでストーリーは保証つきです。キャストも皆さんはまり役。安心してお友達を誘って見に行ける、珍しい(貴重な)娯楽演劇だと思います。
久ヶ沢徹さん。仮装(○○隊員)をしていた男役。いつもサモ・アリナンズで拝見していて、上手いなーって思っていたんですが、今回とうとう私の中で炸裂!パンフを買うまで久ヶ沢さんだとわかりませんでした。参った。上手すぎる。
曽世海児さん(StudioLife)。いつものすがすがしく美しい演技。化けると熱くて見とれちゃう。クールでかっこいいです。社内で寝ながら揺れ続けるのもさすがの形式美。
パンフレットがきれいです。役者さんたちの写真でカレンダーになっています。内容も充実。
G2プロデュースHP : http://www.g2produce.com/