トリビュート・アルバムも映画のサントラ盤も買って、聴けば聴くほどヘドウィグ熱が再燃してしまい、とうとう行っちゃいましたよ追加公演。
私が最初に観に行ったのが初日明けてすぐで、三上さんもまだこなれてない時期だったんですよね。だから地方公演4ヶ所から帰って来た皆さんは、ものすごくリラックスされているようでした。も~、のびのびしすぎ!ってぐらい。
やっぱり、三上さんは素晴らしかったです。歌は上手いし、声量もすごくあるし、なんと言ってもあの言葉が強い。
演技については、素笑い(のように見せるの)が多くなってました。セリフも完全に自分のものになっているし、アドリブっぽく見せる方法も身に付いている様でした。そういう意味ではパルコ劇場で観た時の方がシビれるような臨場感があってよかったです。まあロック・ミュージカルですしね、厚生年金会館にライブを観に来たんだと思えば大満足です。
下ネタ、増加していましたね(笑)。ひととおり激しく色々ヤった後に、正座して「お下品?」と首をちょっと斜めにかしげながら観客に聞いてみる三上さん、キュートです。
演出はわかりやすくなっていました。ヘドウィグがイツァークに金髪ウィッグを被せる動作が追加されていましたし、イツァークがウィッグを付けて、全身ピンクの衣装の女性になって現われた“後”に、男と女が一体化する映像が流れました。ミラーボールが切ないシーンだけで使われてて良かったな~。
トミーを想って泣いてヘコんでしまったヘドウィグの代わりに、バックバンドのギター奏者が歌を歌うシーンがありますよね。そのギター奏者さん(近田潔人)の歌がすごく良かったです。ため息まじりにサラっと歌うのがかっこいいし、甘いきれいな声に聞きほれました。ヘドウィグのことを大切に思っているバックバンドの気持ちが伝わってきました。
東京でもアンコールがありました!「新宿ナイツ」って名前つけるぐらいですから絶対あると思ってましたが、嬉しかったな~。ラストはシルバー系統のド派手な紙ふぶきがドッサリ!テープ(?)も用意されていて圧巻でした!最後の最後にめちゃくちゃ燃えましたね~。
ちょっぴり難を言わせてもらうと、4回目まで待たせたのは長かったですね。隣りに座っていた及川光博さん(ミッチー)、帰っちゃいましたよ。拍手して待ってた者勝ちっていうんじゃなくて、みんなにアンコールを楽しませて欲しかったな。
映像にI will be back.(また戻ってくるよ)って書いてあったので、きっと再演あるんじゃないかしら♪ あぁしばらくこの熱は下がりそうにありません。私がCDウォークマンをつけてたら、それはHEDWIGですよ!
作 ジョン.キャメロン・ミッチェル 作詞・作曲 スティーヴン・トラスク
《出演》ヘドウィグ:三上博史 ROCK BAND“THE ANGRY INCH”→ イツァーク , Piano , Chorus :エミ・エレオノーラ Bass :横山英規 Drums:中幸一郎 Guitar:テラシィイ Guitar:近田潔人
翻訳・演出:青井陽治 音楽監督・編曲:横山英規 美術:二村周作 照明:吉川ひろ子 音響:山本浩一 ヘアー:赤間賢次郎 メイク:久保田直美 演出助手:槙 圭一郎 舞台監督:北条 孝/上田光成 制作:田中希世子/村田篤史 企画協力:ポスターハリス・カンパニー 企画.製作:パルコ/ニッポン放送
パルコ劇場内公式サイト:http://www.parco-city.co.jp/play/hedwig/