フランスが世界に誇る騎馬劇団ZINGARO(ジンガロ)が来年3月に満を持して来日します。
ご縁があってジンガロ日本公演実行委員会 事務局に勤めることになりました。公演が終わる来年の5月8日まで、ジンガロ日本公演密着レポートを“しのぶの演劇レビュー”内で不定期更新していきたいと思います。公演のPRが一番の目的ですが、プライベートな雑談も書いていきますのでどうぞお楽しみに♪
10年間も招聘が実現しなかったジンガロの日本公演がとうとう!?(本当に??)ということで、業界内でも話題を呼んでいます。そのことを裏付けるかのように制作発表(記者会見・レセプション)は200人を上回るお客様およびプレスの方々で大盛況でした。
“ジンガロ”とは、1984年にフランス郊外のオーベルヴィリエでBARTABAS(バルタバス)氏が創設した「馬と人間が出演する舞台パフォーマンス」を上演する一座の名称です。
キャッチコピーを一部ご紹介します。
●ーオペラ、サーカス、音楽、演劇、ダンスー
あらゆる表現手段を超えた20世紀最大の収穫
●馬と人間の愛と友情がつくりだす全く新しい舞台芸術
●馬と人の知性と想像力の融合。
種を超えた生命の響きあい。
それが「ジンガロ」。
ポスターは↓
●ジンガロ日本公演『Loungta(ルンタ 風の馬)』
~フランスが生んだ馬と人が織り成す極限の芸術~
フランスで何度もジンガロ公演をご覧になった方がおっしゃるには「ジンガロは体験しなきゃわからない」そうです。私も簡単な公演紹介ビデオしか観ていないので期待が高まるばかり!
制作発表のために来日したバルタバスさんは、さすがにオーラを感じられる方でした。フランス紳士らしい気品があり、野性味あるふれるルックスはとてもセクシーでした。お話をされている時にちょっと飛び跳ねたり、抱きついたりされるのがおちゃめ。馬と会話ができる(!)彼は「現代のシャーマン」と呼ばれたりもしています。
この公演にはフランスの最高級ブランドのエルメスが特別協賛されています。ジンガロの生み出す芸術の大前提には“エレガンス”があるのです。
私がお見かけしたVIPは、名誉委員の羽田孜さん、鳩山由紀夫さん、顧問の野村萬さん、小沢昭一さん、オペラ歌手のジョン・健・ヌッツォさん、など。
エントランスの車寄せに付けられる車は高級外車が多かったですが、中でも水色のボディーに白い屋根のシトロエンには驚愕!
さて、制作発表が執り行われた広尾のフランス大使公邸は、当然のことながら普通に入れる場所ではありません。一歩足を踏み入れたとたん、私は(おそらく私だけが)ほぼ興奮状態。石造りのエントランス、カラフルでふかふかの絨毯、クラシックでゴージャスなソファー、キッチュな現代絵画、漆器の赤に塗られた柱、和風の箪笥、青々とした芝生のゴルフ場のような中庭・・・「は~・・・(恍惚のため息)。これがフレンチ・シック!? エスプリってこんなに自然なの!? モダンとレトロって共存できるのね!? ジャポニズムも取り入れられてる!!」もー半狂乱ですよっ。あんなミクスチャーなのに、どこから見ても“おフランス”。
ジンガロ公式HP(フランス):http://www.zingaro.fr/
朝日新聞社内暫定HP:http://www.asahi.com/zingaro