カメラマンの鷲尾和彦さんのサイトに、鷲尾さんが2003年12月にバルタバスにインタビューされた内容全文が掲載されています。
→ 『世界的であること』
インタビューからは、お二人が互いに心を開き合って対話していることがわかります。読んでいる最中に何度も目頭が熱くなりました。バルタバス、そしてジンガロの真髄に迫る素晴らしい記事だと思います。ぜひご一読ください。
鷲尾さんが初めてジンガロをご覧になったのは2001年10月のパリでの『Tryptik』で、「それはかつて経験したことがない衝撃であり、僕は未だにそれを誰かに言葉で説明することが出来ないでいる」そうです。
インタビューでは、日本公演で披露される最新作『Longta(ルンタ)』についてはもちろんのこと、「ジンガロとは一体何なのか」が、バルタバス自身の言葉で率直に語られています。
バルタバスはヴェルサイユ馬術アカデミーについても語っており、そこから彼の哲学を垣間見ることが出来ます。
「人はしばしば人生において、学んだら、収益をあげ、引退するものだ、と考えてしまうのですが、そんな区切りは全く無意味だと私は思います。学ぶことをやめてはいけない。」
「私にとって馬は楽器のようなもの。美しさというのは、馬と騎手との間の感情や関係性にあるのです。テクニックも必要ですが、その前に人と馬との関係こそが重要なのです。」
鷲尾さんのサイトには、ご自身の作品や、さまざまな分野で活躍されているアーティストのインタビューが、美しい写真とともに掲載されています。
→ www.washiokazuhiko.jp