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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2005年02月13日

《お知らせ》池内美奈子 主催【ショーケース】2/26, 27森下スタジオ

 新国立劇場の俳優養成サマーコースや、ネットワークユニットDuoの俳優指導者養成ゼミの講師でもいらっしゃる池内美奈子先生から「レクチャー&デモンストレーションと ショーケースのご案内」をいただきました。
 ※「レクチャー&デモンストレーション」は2月10日開催でした。

【showcase (ショーケース)】
日時:2005年2月26日(土)19:00~20:30、
    2005年2月27日(日)19:00~20:30
会場(いずれも):森下スタジオ Aスタジオ (東京都江東区森下3-5-6)

■showcase (ショーケース)とは…

 イギリスやアメリカの演劇界にはショーケースという機会があり、アーティストたちはその機会を利用して自分には何が出来て、どういうことをやりたいのかを披露します。

 劇作家であれば、新しい本のアイデアを披露するため、共感してくれる俳優の協力を得てプロデューサーや演出家に本読みをきいてもらいます。プロデューサーや演出家はその後、「ここはよかったがあそこはだるい」、「アイデアは面白いが、展開は未熟だ」など、それぞれにフィードバックします。そこで得た様々な声を、劇作家は次の創作段階に持っていきます(もしくは次はないものと諦めます)。

 ここで大事なのは、ショーケースは決して完成したものを見せるのではなく、方向性を指し示す場であるということです。そして同じ演劇に携わる人たちにコメントしてもらったり、共感者や出資者を得て、まわりとの接触を持ちながらアイデアを育てていく出発点なのです。

 ヴォイスのコースで行う私たちのショーケースは、個々の俳優が『自分はどういう作品をやりたいのか、どういう役柄を演じたいのか』を披露する場です。俳優には、「自分の役柄の幅を広げたい」、「今までキャスティングされていた役とは違うものに挑戦したい」と言う理由で、挑戦したい役柄、場面を持ってきてもらい、ショーケースにかけるようトレーニングします。

 ショーケースをご覧いただいた、プロデューサー、制作者、演出家、俳優には、『こんな俳優がいて、こんな技量があって、こんな台詞があったんだ』等々・・・色々な刺激を受けていただき、「一緒にやってみたい」、「冒険してみたい」・・・と次の企画、作品への素材、ヒント、アイデアとして生かしていただきたい、と思っております。


★池内美奈子(ヴォイス・コーチ) プロフィール

 1991年英国ヨークシャーにあるARTTS International 校にて演出ディプロマを取得。2000年度文化庁在外研修にて、ロンドンのセントラル校(Central School of Speech and Drama)のヴォイス・コースに学び、ヴォイス&スピーチ講師術を修得。ヴォイス学修士(MAVS)を取得。ロンドンではセントラル校、RADA日本人ワークショップ、メアリーマウント演劇校などでヴォイスを教える。日本では演劇集団円、NLT、桃園会などの劇団や新国立劇場オペラ研修所や桐朋学園などの養成機関、各プロダクションに出張してヴォイスを教える。2004年は新国立劇場の俳優養成サマーコースのヴォイス担当。また香港のカンパニー「劇場組合」に招かれヴォイスを教える。

《お申し込み&お問い合わせ》
 出席希望者は、名前、社名(所属)、連絡先TELをご記入の上、FAXかメールでお申し込みください。

・teamBooGie(チームブーギー)
 TEL/FAX: 03-3916-9016
 e-mail: teamboogie@myad.jp

Posted by shinobu at 2005年02月13日 11:02 | TrackBack (0)