ビバノンは構成作家でもある東野ひろあきさんの演劇ユニットです。東野さんは解散した劇団MOTHER(演出:G2 座長:升毅)の脚本も多数書かれています。元MOTHERの役者さんも多数出演。牧野エミさんが舞台に出られるのは久しぶりのようです。
タイトルに“FOLK”とありますように、フォークソングが流れるほんわかムードの短編コント集でした。牧野エミさんと国木田かっぱさんが演じる人物を通じて短編がつながります。
フォークソングのうんちくを語り、フォークソングの歌詞をネタに入れ、フォークソングを歌い踊る、関西風のアットホームな演芸タイム。とにかく関西弁満載で、関西出身の私は終演後はすっかり関西弁モードに切り替わっちゃいました。
演劇だとかお笑いだとかフォーク・ライブだとか、そういう枠組みは別に重要ではなく、やってる方と観てる方がほんわか楽しかったらいいんじゃない?という公演ですね。
高木稟さん(転球劇場)の演技が面白かったです。
赤石香喜さん(キーボード)と緒方義弘さん(ギター、ヴォーカル)の生演奏がとても心地よかったです。緒方さんの声がすごくきれいで、先日観たばかりのペテカン『茜色の窓から』のアルケミストの2人組も連想しました。
脚本:東野ひろあき 演出:吉廣貫一
出演:牧野エミ 国木田かっぱ 高木稟 高倉良文 清水順二 川村黄粉 永野麻由美 吉廣貫一
演奏:赤石香喜 緒方義弘
照明:榊原大介 音響:畠山慎一(劇団SOAP) 舞台監督:中西輝彦 宣伝美術:三井雅弘(三笑堂) 制作:長谷川香織 内田朱美 応援:白鳥秀幸 出口英二 主催:TBSラジオ
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