2005年6月のお薦め舞台10本+αをご紹介します。
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“しのぶの演劇レビュー” Vol. 12 2005.6.1 429部 発行
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今、面白い演劇はコレ! 年200本観劇人のお薦め舞台♪
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◎最近の私、何が起こっても起こらなくても、かなりゴキゲンなのです。
だって、だって、花粉がなくなって、マスクから開放されたんだもの!!
あぁ、出勤時の朝の空気がこんなに美味しいなんて・・・(嬉し涙)。
◎このメルマガについて
年間200本以上の様々な舞台作品を観ている高野しのぶが発行する、
“今、東京で観られる面白い演劇”をご紹介するメルマガです。
ご登録いただきありがとうございます!
演劇は、その時その場所でしか味わえない、とっておきの感動体験です。
世界中で最も公演数が多いと言われている東京では、
毎日、たくさんの劇場で初日の幕が開いています。
そこで、過去6年間で1300本もの舞台作品を観てきた私の目で確かめて、
オンタイムでお薦め演劇情報をお届けするのが、このメルマガです。
毎月1日に私が観るお薦め公演10本のご紹介メールを配信します。
そして、実際に観に行って面白い作品に出会ったら、
その翌日の午前中までに、お薦め作品の“号外”を配信します。
これで、とっておきの公演を見逃すことはありません♪
◎今月は、お薦め10本についてチケット代を載せてみました。
2,000円代から10,000円代まで、幅広いラインナップです。
今月は何を観るか、お値段も参考にしてくださいね!
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○○ 今回のもくじ
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◆1【今月のお薦め10本+α】
◎No.1→ パルコ/ニッポン放送
『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』
06/16-25パルコ劇場
≪東京(パルコ劇場、Zepp Tokyo)、福岡、大阪≫
http://www.parco-play.com/web/page/information/hedwig/
◆2【先月のベスト3】
◎No.1→新国立劇場演劇『その河をこえて、五月』
05/13-29新国立劇場 小劇場
≪東京→大津、富山、北九州、神戸、埼玉、ソウル≫
http://www.nntt.jac.go.jp/season/s262/s262.html
◆3【「日本におけるドイツ年2005/2006」の演劇企画】
ドイツの現代演劇の最高峰に触れられます。
◆4【発売中! キッズオペラ『ジークフリートの冒険』】
去年の夏休み、子供にも大人にも大好評だったオペラが再演!
http://www.nntt.jac.go.jp/season/s266/s266.html
◆5【編集後記】
◎映画と舞台『サマータイムマシンブルース』
◆6【このメルマガについての注意事項】
◎はじめての方はどうぞお読みくださいね♪
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◆1 【今月のお薦め10本+α】
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※★印がいちおし公演です(3本)。
※初日の早い順に並べています。
※掲載内容:主催・『題名』・日程・会場・コメント・価格・URL
1.ブラジル『偽装/辻褄』
06/01-06下北沢OFF OFFシアター
☆エロ・グロ・ロマンティックな作風で人気上昇中。
『偽装』と『辻褄』の2演目の交互上演です。
両方とも、3本の二人芝居で構成されています。
前売り2,300円 当日2,500円 ほか各種割引あり
http://www.medianetjapan.com/10/drama_art/brazil/
2.森崎事務所 M&Oplays『センター街』
06/01-08ザ・スズナリ
☆若手大注目の作・演出家の倉持裕さんが、
師匠でもある岩松了さんの脚本を演出。
小劇場出身の実力のある俳優が多数出演。
前売り3,000円 当日3,300円
http://www.morisk.com/iwamatsu.htm
★3.こまつ座『國語元年』
06/03-12紀伊國屋ホール
≪千葉ほか各地で公演後、東京≫
☆作:井上ひさし 演出:栗山民也
若手も大ベテランも揃った豪華キャストのこまつ座。
前回上演は2002年。今回で4演目です。
前売り・当日:5,250円 学生:3,150円
http://www.komatsuza.co.jp/kouen_new/index.html
4.ポかリン記憶舎『短い声で』
06/04-6東京デザインセンター・ガレリアホール
≪東京、高知≫
☆“地上3cmに浮かぶ楽園”がガレリアホールに。
独特のポかリン空間にこの身を漂わせたい。
前売り3,000円 当日3,500円 学生:2,500円 和服:2,500円
http://www.pocarine.org/mt/
5.コクーン歌舞伎『桜姫』
06/05-26シアターコクーン
☆作:四世鶴屋南北 演出:串田和美
出演:中村福助 中村扇雀 中村橋之助 ほか
襲名公演で中村勘三郎さんはいないけれど、
やっぱりコクーン歌舞伎に遊びに行きたい。
前売り・当日:12,600円~4,200円
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/event/sakura/index.html
6.TextExceptPHOENIX + steps
『ニッポニアニッポン』
06/08-12こまばアゴラ劇場
☆芥川賞受賞作家・阿部和重さんの小説の初の演劇化。
西悟志さんのみずみずしい冒険的演出が楽しみ。
予約・当日共:2,500円 ほか各種割引あり
http://tepsteps.com/
★7.こまつ座『父と暮せば』
06/14-15紀伊國屋ホール
≪東京、千葉、広島、山形≫
☆出演・辻萬長、西尾まり
私は千葉公演を友人と一緒に観に行きます。
いつか親と、子供と、孫と観に行きたい永遠の傑作です。
前売り・当日:4,200円 学生:3,150円
http://www.komatsuza.co.jp/kouen_new/titito.html
去年のレビューはこちら↓
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2004/0804012306.html
8.チーム申+三鷹市芸術文化センター
『時には父のない子のように』
06/08-15三鷹市芸術文化センター 星のホール
≪東京、京都≫
☆出演:佐々木蔵之介、佐藤隆太
佐々木蔵之介さんが演劇個人ユニット“チーム申”を旗揚げ。
脚本・演出の蓬莱竜太さんは8月に舞台化される
『世界の中心で、愛をさけぶ』の脚本も手がけられています。
前売り:4,000円 当日:4,500円 ほか各種割引あり
http://mitaka.jpn.org/voice/play.shtml
★9.パルコ/ニッポン放送
『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』
06/16-25パルコ劇場
≪東京(パルコ劇場、Zepp Tokyo)、福岡、大阪≫
☆三上博史さん主演のROCK MUSICALの再演です。
もともとはアメリカの舞台作品で、映画化もされています。
前売り・当日:9,000円(パルコ劇場)
前売り・当日:8,000円~6,000円(Zepp Tokyo)
http://www.parco-play.com/web/page/information/hedwig/
初演のレビューはこちら↓
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2004/0520113259.html
●お薦めポイント●
三上博史さんのヘドウィグは必見!
2004年しのぶの観劇ベストテンのNo.1男優でした。
リピーター続出の公演で、私も2度観ました~(笑)。
10.ホリプロ/テレビ東京『愛と幻想のシルフィード』
06/23-07/10東京芸術劇場 中ホール
☆『くるみ割り人形』『白鳥の湖』で有名なマシュー・ボーンさんの新作。
映画俳優のウィル・ケンプさんがダブルキャストで主演。
出演:ニュー・アドベンチャーズ
前売り・当日:13,000~5,000円
http://www.LA-SYLPHIDE.INFO/
+α(ダンス公演です)
KIRIN DANCE NETWORK 二十一世紀舞踊
『禁色(きんじき)』
06/08-11世田谷パブリックシアター
☆出演:白井剛 伊藤キム
伝説の舞踏『禁色』(原作:三島由紀夫)を再構築。
師弟コンビによる超セクシーなダンスが期待できます。
前売り・当日:4,000~3,500円 ほか各種割引あり
http://www.setagaya-ac.or.jp/sept/jouhou/05-2-4-2.html
◎しのぶの今月の全予定(27本+α)はscheduleに掲載しています。
キャスト・スタッフ情報あり!
http://www.shinobu-review.jp/schedule.html
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◆2 【先月のベスト3】
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1.新国立劇場演劇『その河をこえて、五月』
05/13-29新国立劇場 小劇場
≪東京→大津、富山、北九州、神戸、埼玉、ソウル≫
http://www.nntt.jac.go.jp/season/s262/s262.html
☆国も歴史もこえて、人と人とが通じ合おうとする姿に感涙。
私もソウルの大河のほとりに居るような気持ちになりました。
*号外はこちら↓
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2005/0527015924.html
2.万作の会+(財)せたがや文化財団『まちがいの狂言』
05/08-22世田谷パブリックシアター
http://www.setagaya-ac.or.jp/sept/jouhou/04-2-4-78.html
☆狂言 meets シェイクスピア。野村萬斎さんの演出が冴えます。
一生に一度は観ておきたい、日本が世界に誇れる傑作喜劇。
*レビューはこちら↓
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2005/0524153120.html
3.KAKUTA『南国プールの熱い砂』
05/11-15青山円形劇場
http://www.kakuta.tv/nangoku/
☆誰もが胸の奥にひっそりと持っている幼い頃の悲しい思い出、
切ない恋、そして引き返せない現在進行形の人生。
作・演出の桑原裕子さんの優しい視線に胸が熱くなりました。
*号外はこちら↓
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2005/0513121725.html
◎先月は大当たりの月でした。ベスト3に入らなかった作品も
ちょっとご紹介いたしますね。
・大人のミュージカル『ナイン』↓はただいま上演中です。
tpt『nine THE MUSICAL』05/27-06/12アートスフィア
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2005/0528003838.html
・同じくtptの『桜の園~喜劇四幕~』を昨日観てきたんですが、
ものすごく面白かった!チェーホフを現代劇として堪能できました。
ベニサン・ピットで6月8日(水) までです。
詳細はこちら→ http://www.tpt.co.jp/top/sakura/index.html
◎メルマガのバックナンバーはこちら↓で全て公開中!
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000134861
メルマガ号外は誰が観ても楽しめそうなものを選んで発行しています。
5月は『その河をこえて、五月』と『南国プールの熱い砂』の2本でした。
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◆3 【「日本におけるドイツ年2005/2006」の演劇企画】
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「日本におけるドイツ年2005/2006」は、文化、科学、経済の3つの分野で
日本にドイツを紹介する企画で、ドイツ関係のイベントが目白押しです。
公式サイト→ http://www.doitsu-nen.jp/index_JA.html
ドイツの現代演劇の最高峰を日本で観られるこの機会をぜひお見逃しなく♪
◎ベルリナー・アンサンブル
『アルトゥロ・ウイの興隆』
06/22-30新国立劇場 中劇場
前売り・当日:7,350円~1,500円
http://www.nntt.jac.go.jp/season/s267/s267.html
※新国立劇場の海外招待作品の第4段です。
ドイツで既にご覧になった演劇ジャーナリストさん曰く、
「主役のウイを演じるマルティン・ヴトケがとにかく必見。
あんな俳優は日本には居ません。」とのこと!
◎シャウビューネ劇場 2作品連続公演
『ノラ~イプセン「人形の家」より~』
06/17-21世田谷パブリックシアター
≪東京、長野≫
前売り・当日:5,000~3,000円 ほか各種割引あり
http://www.setagaya-ac.or.jp/sept/jouhou/schaubuehne/nora.html
『火の顔』
06/24-26世田谷パブリックシアター
前売り・当日:5,000~3,000円 ほか各種割引あり
http://www.setagaya-ac.or.jp/sept/jouhou/schaubuehne/fireface.html
※私はどうにかして両方観たいと思っています。
舞台写真を見るだけでもかなり期待しちゃってます。
◎ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団
『ネフェス(呼気)』
06/11-16新宿文化センター 大ホール
前売り・当日:13,000円~5,000円
http://www1.ocn.ne.jp/~ncc/
※ダンス公演です。
ピナ・バウシュは日本でもお馴染みですね。
楠田枝里子さんの著作『ピナ・バウシュ中毒』も有名。
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31200615
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◆4 【発売中! キッズオペラ『ジークフリートの冒険』】
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“絶対お薦め!!”の舞台のチケット情報です。
去年の夏休みに子供にも大人にも大好評だった、新国立劇場のキッズオペラ。
美術や衣裳、演出がサイコーに楽しくて、メルマガ号外↓を出しました。
http://backno.mag2.com/reader/BackBody?id=200408071420000000134861000
“アーツシャワー2005-オペラシティの夏祭り-”も開催されますので、
劇場に行くだけでも楽しいこと間違いなし♪
◎新国立劇場『こどものためのオペラ劇場
ジークフリートの冒険~指環を取りもどせ!~ 』
07/30-08/01新国立劇場 中劇場
(全1幕・日本語上演)
公演情報↓
http://www.nntt.jac.go.jp/season/s266/s266.html
去年のレビューはこちら↓
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2004/1003111403.html
≪タイム・テーブル≫
7/30(土)11:30 / 15:00
7/31(日)11:30 / 15:00
8/ 1(月)11:30 / 15:00
※開場は開演の30分前です。
予定上演時間:約1時間(休憩なし)
≪チケット価格≫
全席指定で、大人も子供も2,100円!(激安!!)
(小・中学生向けの公演なので4歳未満は入場不可)
≪一般の大人も購入できます(残席ありの場合)≫
4歳から中学生までのお子様と同伴の大人のみ入場できるチケットですが、
残席があった場合は大人だけでも入場できる一般券が発売されます。
一般前売り開始:7月9日(土)10:00~
※お問い合わせはこちらへ↓
新国立劇場ボックスオフィス
03‐5352‐9999(10:00~18:00)
http://www.nntt.jac.go.jp/season/boffice/index.html
★子供向けといえば“子供のためのシェイクスピア”もお忘れなく♪
新作『尺には尺を』夏休み全国ツアーのチケットが発売中です。
詳細はこちら→ 華のん企画
http://canonkikaku.com/index.html
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◆5 【編集後記】
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◎観た友人から「お世辞抜きでめちゃくちゃ面白かったよ」との口コミ。
映画『サマータイムマシンブルース』
http://stmb.playxmovie.com/
京都の劇団“ヨーロッパ企画”の舞台作品が映画化されたものです。
監督は「踊る大捜査線」シリーズの本広克行さん。
映画と同じタイミングで原作公演(7/31~9/29)もあります。
≪京都、東京、大阪、札幌、福岡≫
ヨーロッパ企画:http://www.europe-kikaku.com/
◎パフォーミング・アーツ・マガジン[バッカス]02号
私が書いた劇評(Ort-d.d『四谷怪談』について)が掲載された雑誌です。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9978823190
★[バッカス]03号は6月から発売開始です。
◎「劇場に足を運ぶことが、日本人の習慣になって欲しい」
それが私の望みです。
これからもこつこつ、地道に進んで行きたいと思っております。
皆様、どうぞよろしくお願いいたします♪
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沢山の人に演劇に触れてもらいたい!ので、クチコミ・転送 大歓迎です♪
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Posted by shinobu at 2005年06月01日 00:05 | TrackBack (0)