友達が誘ってくれたのでSMAP(稲垣吾郎、木村拓哉、香取慎吾、草なぎ剛、中居正弘)のコンサートに行ってまいりました。
大スターのコンサートなんて何年ぶり?10年以上前のドリカム以来?(笑)。しかも東京ドーム自体が初めてなんですよ、私。中学生の時に行った大阪城ホールでのチェッカーズのコンサート以来かな、こんな大規模なのは。
18時開演で、終わったのが22時でした・・・なんてこったい。チケット代は7000円だったんですけどね。激安だと思いました。
もー・・・ね、東京ドームの広さにまず参りました。歩けども歩けども入場ゲートに着かない(汗)。開演間際で「演出の都合上、もう締めまーす!(締まるとオープニングが観られない)」という声がかかる中、滑り込みセーフで球場内へ(ありがたいことにアリーナ席でした)。入った途端、スタンドいっぱい米粒のようにぎっしり詰まった客席を見上げてフラっとなりまして、「わ・・・スゴッ」って声に出ちゃった。怖くなった。でもちょっとわくわく。
不良っぽいスーツで歩いて登場する木村さんと稲垣さんを肉眼で確認(笑)。普通の人だー。てゆーか背が低いからかな。なるほど、アリーナ内の通路を歩いてステージへと向かうから、ものすごい入場制限なのね。
全体の構成は、あるテーマ(南国バカンス、海賊など)に基づいて3~4曲ずつでひとまとめになったシーンが数個あり、合間に映像を挟みながら順番に進んでいくオムニバス形式でした。映像が流れる間が休憩時間。メンバーはお着替えをして、お客様はイスに座ります。
オープニングは『BANG! BANG! バカンス』。クドカン作詞なんだな~。オープニングの次の南国バカンス風シーンが一番良かったです。特にラップで綴っていく曲では、本当に開放的なビーチに居る気分になれました。
映像が・・・激スゴ。カーテン状の巨大な電子スクリーンに映し出される動画、動画、動画の嵐。曲に合わせて作られたグラフィック映像です。10枚のパネル状ディスプレイがくっついたり離れたり、自由自在に組み合わさって映し出されるライブ映像。スゴイよ、凄すぎるよ、これなら遠くからでもテレビ観てるみたいにはっきりとメンバーの顔が見えるよ。最新の技術が結集してるんでしょうね。あのカーテン状のスクリーンは、たしか中川晃教さん主演の『PURE LOVE』で使われていた気がする。大きさが違いすぎるけど(笑)。
音楽ってすごいなー。みんな声出して、同じように手を振って、歌って、揺れてた。東京ドーム満員分の人間が。コンサートとかライブとかによく行く人は、この一体感を知っていて、それが好きなのかもしれないなぁと思いました。
SMAP×SMAPのキャラで登場してコントもやってました。かなりふんだんに。私はテレビを見てないから全然知らないんですが。歌って踊ってコントやって即興でネタ披露もするんだから、SMAPってすごいねって思いました(いまさら)。
コント例=カツケンサンバ(香取さんがマツケンサンバ)、木村さん(源氏名=ヒカル)&稲垣さん(源氏名=優雅)でホスト、中居さんがダメ人間まーくん(?)、草なぎさんがスパイダーマン等。
一人ずつソロのパートがありました。以下、歌った順番に(うろ覚えですが)。
・木村さん=ダンサーを引き連れて、南国ムードでリラックス&セクシーに歌って踊る。何をやっても決まる人。ただ、カラーがいつも同じになってくるのが難点。
・草なぎさん=韓国人の男性歌手(?)とデュエット。草なぎさんの高くて細い、素直な声に聞き惚れました。なんてキレイなんだ。胸が熱くなったよ。
・香取さん=黒いレースの透け透けなヤラしい衣裳で、思いっきり挑発的なダンスと歌。ちょっとバイオレンス入りで。
・稲垣さん=あの広いステージにたった一人で歌ってました。
・中居さん=ピアノで弾き語り。ドラマでピアニストの役をやったことがあるからだとか。子役を使ってのギャグで締め。
南国ビーチのラップ曲と草なぎさんの歌声以外で感動したのは、なんと「世界に一つだけの花」。ベタだーー・・・(笑)。だってさ、米粒ほども見えないようなお客さんと、中央にいるスターがさ、「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン!」って大合唱するんだもん。あれはね、高くあげられた何万本の腕の一つ一つが光って見えたよ。嘘みたいだけどホント(笑)。
スマップの人たちについて。※SMAPファンではない一個人の感想です。
音響機材(マイク)のトラブルがあったようで、ステージから一番遠い3階スタンドの観客が、MC(トークの時間)の最中に大勢で声をそろえて「聴こえない!」とクレームを言うハプニングがありました。この時のメンバーそれぞれの対応に個性が現れていましたね。性格がバレたっていうか(笑)。やっぱり草なぎさんは人格者だと思いました。木村さん=アーティスト、中居さん=みのもんた、稲垣さん=日和見紳士、香取さん=逆境をチャンスに変える天才。
草なぎさんは遠くで見る分には本当に目立たないし、正直言ってかっこ良くはないんですが、歌声は絶品(うまいかどうかは別)。そして間近で肉眼で見ると、目が輝いてて、めちゃくちゃ素敵な人でした。背中だけでもかっこいいんだもん。(私は彼が初出演した『蒲田行進曲』を見て、観劇の世界にのめりこみました。)
木村さんは画面で見てる分にはダントツにかっこよくて、セクシーで、もーこいつってば罪な男!!って思ってたんですが、近くで見たら、なんか・・・女の子みたいでした。あと、5人の中でのキャラが固定されてて(一番かっこよくて一番ダンスうまくて一番歌うまくて一番、一番、一番・・・∞)、なんかヤなヤツに見えてきたのが悲しかった。私って日本人ねぇ。あとは奥さんとお子さんのことばかり頭に浮かんでしまった。
香取さんは私にとってはどうしても近藤勇なんです。間近で見えた時の印象は「でっかいお父さん」でした。
やっぱり生身で見るのと画像で見るのとは違うんだってことを再確認。テレビでかっこいい人と、舞台でかっこいい人は別です。どちらが良い悪い、優れてる劣ってるとかじゃなくって、とにかく違うってことがわかりました。
役者さんはまず自分がどの世界で生きていくのかを見定めて、フィールドを選ばなきゃだめですね。・・・って話題がそれました。私はいっつもこんなこと考えちゃうからテレビが楽しめないんだろうな。
日本のひとつの頂点のライブコンサートですよね。素晴らしい体験でした。誘ってくれた友人に大感謝。
出演=SMAP/ダンサー20人ぐらい(?)/子役の男の子/演奏者多数
主催=TOKYO FM/Inter FM/文化放送/FMヨコハマ 企画=ジャニーズ事務所
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