Aキャストに続きBキャスト(千秋楽)を拝見しました。店長役が鶴牧万里さんからますだいっこうさんになっています。あらすじ等は1回目のレビューでご覧ください。
今回は女優に軍配、でしたね。★舞台写真はこちら(2006/01/13追記)。
千秋楽のDJは町田カナさん。マドンナの"Like a Virgin"、カーディガンズで個人的にノリまくってしまい、「白鳥の湖」で卒倒して(笑)締めはピチカートファイブでした。大好きだ!
開演前の曲は毎回同じようで、"Video Killed The Radio Star(ラジオスターの悲劇)"のカバー曲でムードは最高潮。もーね・・・空間がめちゃくちゃ心地良いんです。前回は2ステージ目ということでやっぱりぎくしゃくしてたんですよね。千秋楽はDJタイムで一番気持ちが高揚したかも。役者さんや芝居そのものが会場にすっかり馴染んでいたからだと思います。
ひとつの作品としては前回同様とても面白かったです。ただ前回と比べると男優陣がパワーダウンして、女優陣が挽回していました。結果的に芝居のカラーが全然違うものになっており、簡単に言うと“女が主役の芝居”になっていた印象です。冷たさよりも暖かさ、というか。
1回目はキスシーンや暴行シーンでエロスを感じ、全体的にセクシーな作品という位置づけでした。でも2回目はキョウコ(丸子聡美)がモモ(町田カナ)を愛していたり、ハルカ(長谷川有希子)が店=店長(ますだいっこう)から離れられないことの方に感情移入したため、肉体よりも精神的なつながりの方が強く伝わってきました。bar dropがすっかり、この『DUST』カンパニーの家のようになっていたのもその理由だと思います。だからDJタイムが最高だったのよね、きっと。
店長役が鶴牧万里さんからますだいっこうさんになるだけで「これだけ変わるのか!」と驚くほど違う作品になっていました。黒い服の男(原田紀行)に自分から切りかかった鶴牧万里さんに対して、ますだいっこうさんはあくまでも「キョウコに殺せと言われたから刺した」という演技でした。この差には納得でしたね。
瀧川英次さん(七里ガ浜オールスターズ) 。前回と同じように確実に演技を爆発させて、笑いも取ってくださいました。オープニングで2人でソファに座っているシーンがめちゃ良くなっていて驚きました。そうそう、明け方ですからね、あくびを連発しちゃうんですよね。
A、Bのダブルキャスト公演。千秋楽のDJは町田カナさん。
出演=町田カナ/篠原麻美/原田紀行/平原哲/綾田將一/長谷川有希子/丸子聡美/鶴牧万里★/ますだいっこう(客演)★/瀧川英次(七里ガ浜オールスターズ) ★ダブルキャスト出演 A:鶴牧万里 B:ますだいっこう
作・演出=夏井孝裕 グランドデザイン=massigla lab. 制作=秋本独人/河合千佳 主催=eset-N 協力=ステージオフィス / にしすがも創造舎(豊島区文化芸術創造支援)
日時指定・全席自由 前売・当日共に3,000円(1drink付)
公式=http://www.reset-n.org/jp/dust2005/index.html
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