2005年01月09日
石原正一ショー『天使だらけの傷』01/06-10下北沢駅前劇場
石原正一ショーは10周年を迎えたそうです。10周年記念パンフレットが売ってました(1000円)。
とりあえず知り合いが出ているので観に行くことにしました。だって人数が・・・多いっす(笑)。キャストは総勢43名。
「70年代のドラマにかぶれた中学高校時代のもんもんとした頃の想いを、どうぞご覧ください」と、石原さんが当日パンフレットでご挨拶されています。つまり、1970年代日本の文化、といいますか、その頃ヒットしたドラマやアニメなどのパロディーが満載。タイトルの『天使だらけの傷』も笑えますよね(「傷だらけの天使」参照)。70年代を知っている人はめちゃくちゃ楽しめます。知らない人は・・・ちょっと置いてかれちゃうかも。私はツボばかりでした(笑)。
ここからネタバレします。
覚えている限りの題材を挙げますと(順番はめちゃくちゃです)→「傷だらけの天使」、「機動戦士ガンダム(アムロ、ハロ、アムロ父、マチルダ中尉、シャア・・・つまり初代ガンダム)」、「ゲームセンターあらし」「太陽にほえろ!」、映画「タクシードライバー」、「前略おふくろ様」、「仮面ライダー」、「スケバン刑事」、「同棲時代」、映画「ジョーズ」・・・あと、任侠ものドラマなど。オープニングで今奈良さんが「傷だらけの天使」のショーケンの姿で出てきたと思ったら、ぞくぞくとショーケンが増え始め、駅前劇場の舞台が無数のショーケンで埋まりました。アホや・・・アホすぎてサイコー♪
サマワの自衛隊派遣や小泉首相ならぬ中島首相など、時事ネタもたくさんありました。けっこう突っ込んだ発言もあって、小劇場ならではの活気を感じました。
ストーリーがちゃんとあったんです。43人もの濃すぎるキャラの登場人物が、最後には一つの流れに無理やり合流していくのは圧巻(笑)。でも2時間30分、駅前劇場のイスに座っているのはつらかったかも。
舞台上に居る人たち、とにかく楽しんでらっしゃいます。こういうことって、アドリブとかネタ披露とかを出来る人と出来ない人の差がはっきり表れますよね。とりあえず“出来るヤツら”ばかりが揃えられていますので、誰かがコケてもちゃんとフォローがあります。観客は何もしないで待ってれば、ちゃんと笑わせてもらえます。
ちょっとエロが激しすぎかな。元ハイレグの人が出るとそういう風合いが増しますよね。
谷川俊太郎さん作詩の歌“ひとくいどじんのサムサム”を歌ってくれたのが最高。すみません。私は爆笑しました。こちらでは全歌詞と音楽あり(突然流れます)。
日替わりゲストがありまして、私が観た回は光浦靖子さんでした。へー、彼女はお笑い芸人なんですね。女優さんだと思ってました。
《大阪公演→東京》
作・演出=石原正一
舞台監督:久保克司(スタッフステーション) 照明:櫛田晃代 音響効果:TKJ sound 美術:清花也 衣裳:金崎めぐみ 小道具:島田麗子 宣伝美術:ペィ・トキジュン for nextatic design 制作:松井康人 中村藍子 根岸ゆか里 企画・製作:石原正一ショー
【出演】今奈良孝行・伊達暁・久保田浩・美津乃あわ・西田政彦・新井友香・後藤英樹・千田訓子・平林之英・末満健一・山田かつろう・坂口修一・野村朋子・岸潤一郎・行澤孝・峰明大・福山俊郎・信平エステベス・まついきよし・今仲ひろし・日詰千栄・園本桂子・重田恵・羽賀友妃子・西山ひな・三谷恭子・梅本真里恵・小山茜・稲田真理・みきあすか・石原正一・康ヨシノリ・小椋あずき・千代田信一・林真也・ほりゆり・安元遊香・洪明花・石川ユウヤ・日高勝郎・辰巳智秋・葱師ゆか里・山本裕子
*キャストは総勢43名です。
石原正一ショー:http://www.k3.dion.ne.jp/~halashow/
石原正一ショールーム:http://blogs.dion.ne.jp/beta/