2005年01月11日
2004年しのぶの観劇ベストテン
2004年は258本の中から選びました(2004年の観劇リストはこちら)。
「すっごく面白かった!」と思ったものに印をつけていったら、74本ありました。258本中74ヒットというと、2割8分6厘ですね。う~ん・・・いつもなら最初に3割5部ぐらいは行くんですけどねぇ。
2004年がハズレを多く引いた年だったとは思えないので、私が少しずつ辛口になってきている、のかな・・・?
さあ、「2004年しのぶの観劇ベストテン」の発表です!!
今年はいろいろ多い目に載せてみました。レビューにも目を通していただければ幸いです。
■作品ベストテン■
①tpt『Angels in America<第1部「ミレニアム」>』01/20-2/29ベニサン・ピット
tpt『Angels in America<第2部「ペレストロイカ」>』01/20-2/29ベニサン・ピット
②新国立劇場演劇『こんにちは、母さん』03/10-31新国立劇場 小劇場
③俳優座劇場プロデュース『高き彼物(たかきかのもの)』09/02-12俳優座劇場
④こまつ座『太鼓たたいて笛ふいて』04/02-29紀伊国屋サザンシアター
⑤北九州芸術劇場プロデュース『ワルプルギスの音楽劇 FAUST《ファウスト》』03/06-21世田谷パブリックシアター
⑥ニ兎社『新・明暗』10/22-11/07世田谷パブリックシアター
⑦少年王者舘KUDAN Project『真夜中の弥次さん喜多さん』01/6-13シアターグリーン
⑧世田谷パブリックシアタープロデュース シリーズ「レパートリーの創造」『見よ、飛行機の高く飛べるを』11/01-21シアタートラム
⑨ナイロン100℃『消失』12/03-26(12/2プレビュー)紀伊国屋ホール
⑩ラッパ屋『裸でスキップ』01/3-25THEATER/TOPS
・次点 チェルフィッチュ『三月の5日間』02/13-15スフィアメックス
→→→ やっぱり2004年の大事件は『Angels in America』でしょう!
なんと10本中5本が再演もの。永井愛は今年も強し。
■演出■
三浦基
(青年団リンク・地点『三人姉妹』11/10-21アトリエ春風舎)
・次点 ジャンカルロ・ナンニ(teatro Vascello)
(ク・ナウカ プロデュース『かもめ・第二章』01/14-18スフィアメックス)
■男優■
三上博史
(パルコ/ニッポン放送『HEDWIG AND THE ANGRY INCH』05/14-06/06パルコ劇場
パルコ/ニッポン放送『HEDWIG AND THE ANGRY INCH 新宿ナイツ』6/23, 24東京厚生年金会館)
■女優■
草笛光子
(新国立劇場演劇『請願-静かな叫び-』06/22-07/8新国立劇場 小劇場)
■脚本■
マーティン・マクドナー (日本語訳:目黒条)
(パルコ・プロデュース『ピローマン』11/06-11/23パルコ劇場)
・次点 エリック=エマニュエル・シュミット (日本語訳:高橋啓)
(松竹・サンシャイン劇場提携公演『謎の変奏曲』05/21-06/06サンシャイン劇場)
■美術■
松井るみ
(オペラシアターこんにゃく座『オペラ 花のラ・マンチャ騎士道 あるいは ドン・キホーテ最後の冒険』02/12-22シアタートラム)
北九州芸術劇場プロデュース『ワルプルギスの音楽劇 FAUST《ファウスト》』03/06-21世田谷パブリックシアター
シス・カンパニー『ダム・ウェイター Aヴァージョン』05/10-06/06シアタートラム
シス・カンパニー『ダム・ウェイター Bヴァージョン』05/10-06/06シアタートラム
シス・カンパニー『ママがわたしに言ったこと』09/04-10/03青山円形劇場
遊機械オフィスプロデュース『溺れた世界』10/03-24シアタートラム
テレビ朝日・シーエイティプロデュース『マダム・メルヴィル』10/15-11/14スフィアメックス
2004年は松井るみさんの美術を12作品観ました。良かったものを上記に挙げています。
・次点 礒沼陽子
(新国立劇場演劇『てのひらのこびと』05/11-27新国立劇場 小劇場
新国立劇場演劇『INTO THE WOODS』06/09-26新国立劇場 中劇場)
■衣装■
渡邉昌子
(山の手事情社『道成寺』05/26-30 ASAHIスクエアA
劇団山の手事情社EXTRA企画『作、アレクサンドル・プーシキン』07/28-08/01こまばアゴラ劇場
山の手事情社20周年記念公演Yamanote7481『夏の夜の夢』10/08-17青山円形劇場)
☆ミュージカル☆
新国立劇場演劇『INTO THE WOODS』06/09-26新国立劇場 中劇場
※メルマガ号外→『ビッグ・リバー』『ウモジャ』『ROCK MUSICAL SHIROH』
☆オペラ☆
新国立劇場オペラ『マクベス』05/13-28新国立劇場 オペラ劇場
・次点 新国立劇場『こどものためのオペラ劇場 ジークフリートの冒険~指環を取りもどせ! ~』08/06-08新国立劇場 中劇場
☆ダンス☆
SePT独舞vol.12『白井剛ソロダンス「質量, slide , & .」』11/26-28シアタートラム
●企画●
Ort-d.d(オルト・ディー・ディー)
(Ort-d.d + こふく劇場『so bad year』02/17, 18東京芸術劇場 小ホール1
Ort-d.d『乱歩プレイ(防空壕・断崖・人でなしの恋・芋虫)』04/24, 25高円寺・山椿美術館
Ort-d.d、東京国立博物館『四谷怪談』07/01-07東京国立博物館「表慶館」
STスポット・ポかリン記憶舎+Ort-d.d『夢乃プレイ~音楽劇《少女地獄》~』10/09-11横浜・山手ゲーテ座
11回BeSeTo演劇祭・Ort-d.d『こゝろ』11/10-11学習院女子大学 やわらぎホール)
※毎回、あっと驚く企画で、完成度の高い芸術作品を作られています。
●コラボレーション●
新国立劇場演劇『THE OTHER SIDE/線のむこう側』04/12-28新国立劇場 小劇場
※脚本:チリ、演出:韓国、キャスト・スタッフ:日本
●話題●
TBS『浪人街』05/16-06/23青山劇場
※空前絶後の豪華キャスト。
KAKUTA花やしき公演・浅草花やしき提携『ムーンライトコースター』05/27-30ゆうえんち浅草花やしき
※ゆうえんちで演劇。
Oi-SCALE/僕AREA←Spectators[B.A.S.]プロデュース『ヒミズ』05/28-30ラフォーレミュージアム原宿
※無名の小劇場劇団が人気漫画を舞台化。
第11回BeSeTo演劇祭
※日本、中国、韓国3カ国の共同の国際演劇祭。2004年は日本で開催されました。
●アイドル芝居●
テレビ朝日・シーエイティプロデュース『マダム・メルヴィル』10/15-11/14スフィアメックス
・次点 フジテレビジョン『ハンブルボーイ』11/07-28東京グローブ座
※超有名なアイドルが、演劇界の実力の有るスタッフと共に、質の高い舞台を作ることが多くなりました。
★小劇場系(3作品 劇団名あいうえお順)★
少年社中『アサシンズ-THE VALLEY OF ASSASSINS』11/06-14中野ザ・ポケット
ペンギンプルペイルパイルズ『スマイル・ザ・スマッシャー』4/7-14ザ・スズナリ
reset-N『ROSE』11/30-12/05こまばアゴラ劇場
※企業スポンサーがついた公演や、大手のプロデュース公演と区別しています。
□メルマガ号外(ベストテン・各部門外)□
こまつ座『父と暮らせば』07/27-08/01紀伊国屋サザンシアター
こまつ座『花よりタンゴ』08/06-22紀伊国屋サザンシアター
劇団M.O.P.『虚飾の街に別れのキスを』08/06-12紀伊國屋ホール
TBS/Bunkamura『ヤック トゥア デ~ン 「赤鬼」タイバージョン』09/14-22シアターコクーン
青年座 下北沢5劇場同時公演『空』11/25-12/05本多劇場
※メルマガ号外は誰が観ても楽しめそうなものを選んで発行しています。
【参考】
第39回紀伊国屋演劇賞
第4回朝日舞台芸術賞
第12回読売演劇大賞の中間選考報告
◎選出対象作品
2004年1月1日から12月31日までの間に初日を迎えた公演のうち、高野しのぶが観劇した舞台作品。
2004年初演ではない作品(再演)も含まれます。
◎判断基準
・最初から最後まで心地良く観られたか
・知らなかったことに気づかせてくれたか
・恋のときめきを感じさせてくれたか
・終演後、心に幸せな気持ちを残してくれたか
・明日からの活力の源になってくれたか
◎ひとつの作品が複数の部門で選ばれることがないように選出されています。
(なるべく多くの作品を記録に残したいので。)
◎団体、個人等についての表記は敬称略です。