2005年02月02日
ジンガロ「2/5(土)15:30~16:25 テレビ朝日で特番放送!」
テレビ朝日で特番放送が決定しました!
フランスから初上陸!
騎馬オペラ「ジンガロ」スペシャル
『舘ひろしと鶴田真由の
パリ近郊 極上 二人旅』
2/5(土)15:30~16:25 @テレビ朝日(関東地方のみ)
公演詳細はこちら→ ジンガロ日本公演公式サイト
TBS『音楽劇 コーカサスの白墨の輪』01/30-02/20世田谷パブリックシアター
串田和美さんが演出するブレヒト作品で松たか子さん主演というと、『セツアンの善人』が記憶に新しいですね。毬谷友子さんも中嶋しゅうさんも出演されるし・・・と思ってチケットを買いました。
開場時間に舞台上で役者さんがパンフレットを販売しています。谷原章介さんが完全に売り子になってらっしゃいました。松たか子さんを指名して握手してもらってた人もいました(笑)。これから観に行かれる方、パンフレットはロビーではなく劇場に入ってからお求めくださいね♪
世田谷パブリックシアターの中央に円形舞台があり、客席がぐるっとその舞台を囲みます。円の周囲で俳優がスタンバイし、それぞれ自分の出番になると円の中に入って演じていく形式でした。シアターコクーンの『VOYAGE』を思い出しました。
他人の子供を必死で育てる不幸な若い女(松たか子)の話と、なぜか裁判官になった飲んだくれの中年男(串田和美)の話の2つが交互に物語られます。
音楽劇ということで、出演者が歌ったり楽器を演奏したり、2階のキャットウォークには楽隊もいて、ほぼ常に何らかの音・音楽が鳴っている状態。観客も連れ出して舞台で踊ったりします。素の状態の演技や観客を巻き込むにぎやかし、外国人俳優が沢山出演していることなどを考えると、『セツアンの善人』とよく似たジャンルではないでしょうか。
休憩15分をはさんでカーテンコール込みでほぼ3時間半・・・。これも『セツアンの善人』と同じかな。私の感想もほぼ同じですね。
ここからネタバレします。
一つ一つのシーンについて、やりたいことを存分にやられたんじゃないでしょうか。終わってみたらそれほど重要じゃないと思われるシーンが、めちゃくちゃ長かったりしました。早く終わらないかなぁと、腕時計を何度も見ちゃいました。でも、本当の母親はどちらかを見極めるために、子供の腕を引っ張らせる話がこの作品から来てたのが分かったので、最後まで観てよかったです。
ラストの大団円の後、観客を客席からどんどん舞台へと連れ出してダンスを踊ります。存分に踊りまくって全員退場してから、カーテンコールがありました。拍手が鳴り止まないために2度目のカーテンコール。その場で歌う予定をしていた歌を全員で合唱し、さらにまたカーテンコール・・・・私の席は劇場入り口から遠い方のド真ん中だったので、出るに出られないし。
疎外感と疲労でつらかった思い出が大きくなりすぎて、良かったシーンがなかなか思い出せないなぁ。それでも毬谷友子さんの歌声と、松たか子さんと谷原章介さんのプラトニックなラブシーンが美しかったことは、はっきりと胸に残っていますね。
ロビーで、首の後ろのタグは串田さんデザイン、文字は松たか子さんデザインのTシャツが売ってたのですが、セリフにあった「恐ろしきは善の誘惑(だっけ?)」の英文(The fearness is the temptation of the goodnessだったかな?これもあいまい)が大きく前と後ろにプリントしてあるんです。あれはかっこいいなーと思いました。黒と白しかなかったんですが、他の色だったら買ってたな(2,500円)。
作:ベルトルト・ブレヒト 演出・美術・出演:串田和美
出演:松たか子/谷原章介/毬谷友子 中嶋しゅう 内田紳一郎 大月秀幸 さとうこうじ 春海四方 斎藤歩 草光純太 田中利花 稲葉良子 あさひ7オユキ 尾引浩史 岡山守治 鈴木光介 串田和美 ほか
衣装:ワダエミ 音楽:朝比奈尚行 翻訳:松岡和子 照明:齋藤茂男 音響:市来邦比古 技術監督:眞野純 舞台監督:大垣敏朗
主催:TBS 提携:世田谷パブリックシアター 企画・製作:TBS/まつもと市民芸術館/北海道演劇財団
地方公演→ 宮城、北海道、長野
http://www.setagaya-ac.or.jp/sept/jouhou/04-2-4-48.html