桑原裕子さんが脚本・演出される劇団KAKUTAのプラネタリウムを使った朗読公演です。2004年初演の『ねこはしる』の再演と、新作『満天の夜』の2本立て。町田、ああマチダ。町田なんて10年以上ぶりだったな~。
やっぱりアルケミストがめちゃくちゃ素敵でした。終演後にCD買ってる人もいっぱい居ましたね。
レビュー⇒休むに似たり。
まずデパートの屋上にプラネタリウムがあることに驚き。スターホールっていう名前も可愛いですよね。プラネタリウムの中央には当然ながら大きな投影機があります。客席は壁際からぐるりとドーナツ状に作られており、いくつか中央に向かう通路スペースは空けられています。壁際にそって3ヶ所、高い台のようになったステージが設置されており、役者さんは階段で自由に上り下りします。投影機の周囲と客席との間、そして台の上が演技スペースになっています。おそらく7割ぐらいは桟敷席でしたね。
『ねこはしる』という童話っぽい本(主人公は子猫と魚。その他の動物や太陽、沼、石も登場します)を、アルケミストの歌と演奏を交えて朗読し、かなりメルヘンチックな空間になっていました。プラネタリウムのドーム型の天井に街の風景や情景を示す動画が映写され、もちろん満天の星も見られます。
プラネタリウムを使う時点で素晴らしい企画だと思いますし、思いやりや愛情を感じられる演出もいっぱいありましたが、あくまでも朗読劇なのでね。普通のお芝居を観るのとはちょっと違うんですよね。きちんと朗読が出来ている役者さんが少なかったんです。息がもれてたり、発音にクセがあったり、風景や感情が思い浮かばないような読み方だったり・・・。なのでお話の中に入っていけませんでした。残念。朗読って難しいですよね。
こんやしょうたろうさんのヴォーカルに感涙。井尻慶太さんのピアノもうっとり。ピアノは弾きっぱなしなんじゃないか?って思うぐらい、ずっと流れていましたね。
『満天の夜』『アンコール・朗読の夜「ねこはしる」』2作連続朗読会。
出演=こんやしょうたろう(アルケミスト・Vocal)/井尻慶太(アルケミスト・Piano) /成清正紀/若狭勝也/原扶貴子/大枝佳織/松田昌樹/佐藤滋/野澤爽子/高山奈央子/横山真二/馬場恒行/桑原裕子/三谷智子/水野美穂(東京パフェ)/田仲祐希
脚本=工藤直子著「ねこはしる」 構成・演出=桑原裕子 舞台美術=鈴木健介(青年団) 舞台監督=瀬川有生 照明=山口久隆(S-B-S) 音響=島貫聡 選曲=真生 衣装=山崎留里子 映像制作=土橋大輔 演出助手=田村友佳 宣伝美術=川本裕之 宣伝写真・記録=相川博昭 票券管理=佐竹香子(Innocent Sphere) 制作=前川裕作 五十嵐正至 辻本美香子 共催=東急まちだスターホール 企画・製作=K.K.T
[日時指定・全席指定] 前売:2600円 当日:2700円 小学生以下:1500円 *3歳以下のお子様のご入場はご遠慮ください。セット券:5000円【KAKUTA特製・オマケCD付】
公式=http://www.kakuta.tv/
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