はじめてヨーロッパに行ってまいりました。といっても滞在はパリのみ。同じホテルでずーっと暮らしてました。歩いて歩いて歩いた、約6日間でした。
フランス語は大学の第二外国語で取っただけで、ほとんど話せない・聞こえないという状態でしたが、英語とフランス語の片言の単語でなんとかなりました。でもフランスはフランス語が必要な国ですね。今度行く機会があったらもっと勉強して行きたいです。
パリの街・・・めちゃきれい。何を見ても「ふわーーーっ」「うほぉーーっ」というため息に近い感嘆の声の連続でした。左の写真のような建物ばっかりなんですね。街自体が文化遺産状態。
あ、デモとかストとか鳥インフルエンザとか、危険な話題には事欠かなかったこの時期のパリですが、現地の旅行者だった私はほぼ何事もなかったように無事でした。デモには出会いましたが学生が雄たけびを上げていただけで(楽しかったし)、ストは電車の本数が少なくなって待ち時間がちょっと増えたかな~という程度でした。パリの人はすっかり慣れっこという感じでしたね。
今回のパリ旅行の第一の目的はとにかく美術館!ルーブル美術館、オルセー美術館、ピカソ美術館、ロダン美術館、マルモッタン美術館に行きました。
※左の写真はルーブル美術館内です。
私は絵画や彫刻が好きなのですが、実は“美術館”が好きなんだってことにも気づきました。なんかね、劇場に似てるなって思ったんです。モネの絵を見たいと思って美術館に行くのは、ある役者さんに会いたいと思って劇場に行くのと似ています。たっくさんの人々がそれぞれの目的を持って自主的に集まり、見たいものを見て(会いたい人に会って)自由に解釈をして共に語らう、そんな人間の営みが、一つの場(=美術館)で生まれてグルグルうごめいているんですよね。
中世の宗教画やエジプトの遺跡、ギリシャの彫刻などがそこら中にボロボロ落っこちているかのように展示された贅沢な空間で、昔と今が同時に呼吸をしているような、密度の高いコミュニケーション空間。それがルーブル美術館なんだなと感慨深い心持ちになりました。オルセー美術館でも同じような感覚を覚えました。
※公的な美術館の中は撮影がほとんどOKだったことに驚きました(フラッシュは禁止のことが多いです)。
電車を使ってちょこっと遠出もしました。サン・ラザール駅から電車でヴェルサイユに行き、徒歩7分ぐらいでヴェルサイユ宮殿へ。朝から行ったんですが、入り口にはものすごい長蛇の列。並ぶのに1時間かかったのに館内見学はたったの30分で終了でした・・・(涙)。補修中のところが多かったし。残念。
飛行機の中で「ダ・ヴィンチ・コード」を読んでいたので(笑)、ノートルダム寺院からサン・シュルピス教会にも行きました。他にも有名な名前のところだとサン・ジェルマン・デ・プレ教会、パレ・ロワイヤル、コンコルド広場、ヴァンドーム広場・・・てゆーか、チョコっと歩くだけで必ず何らかの史跡にぶち当たるんですよね。
オペラ座(ガルニエ)はチケットが取れず、『フィガロの結婚』観劇を断念。でもポスターを観る限りではかなり現代風の演出っぽかったので、行けなくても後悔はなかったです(私はクラシカルな演出が好きなので)。オペラ座の中の見学はできましたよ~。装飾が豪華すぎ。天井画を見すぎて後ろに倒れそうになりました(苦笑)。ドレスアップしてこの劇場でオペラとかバレエとかを観られたらどんな気分だろっ!?
代わりに、というわけではないのですが、オペラ・コミックでオペレッタを鑑賞してきました。後ほどレビューをアップできれば・・・と思っています(予定)。
パリ初心者の観光客ならではのコースにも行きました。エッフェル塔はベストショットが取れるポイントで写真を撮り、凱旋門は272段の階段を登り(途中で足がガクガクになり、登るんじゃなかったと後悔)、シャンゼリゼ大通りを歩いてルイ・ヴィトン本店でお土産を買い、そしてラデュレ(←音が鳴ります)でマカロンを買いました。マカロン、めちゃうま!
日本食がやっぱり恋しくなったので、雑誌でよく見かけた手打ち蕎麦屋さんの「円(YEN)」に伺いました。高かったけど本物のおいしいお蕎麦がいただけました。今更ですが、ヨーロッパの通貨ってユーロになったんですよね(イギリスなど一部を除く)。日本に置き換えると、円やウォン、元などが一緒になって、アジアの通貨が出来るってことですよね。う~ん刺激的!そうなるとこのお店の名前に新たな意味が付加されますね~。
日本食街(かと思うぐらい日本食屋さんが多い地域)では、来々軒というお店に行って、ラーメンと餃子を食べた(笑)!あ、一回だけ朝マックもしちゃいました(笑)。日本と同様に朝マック・メニューしかなくて残念だったけど。
百貨店(プランタン、ラファイエット)、スーパーマーケット(MONOPRIX)、パッサージュ(PASSAGE)での買い物も楽しかったです。お洋服は日本のものよりカラフルですね。お値段は全然安くなかったな。パリだからかな。
良かったことばかり書いちゃったので、マイナスに感じたこともサラリと。ヴェルサイユへ向かう電車では、ずっと車窓からの景色を眺めていたのですが、お世辞にも美しいとは言えない町並みでした。パリは綺麗だけど周りはそうでもないんですね。あと、壁の落書きがすごく多いです。メトロなんて落書きが途絶えることがないほど。そして歩きタバコをしている人が多いですね。もちろんポイ捨てされちゃいます。ゴミは分別されないし・・・。
一番弱ったのがお風呂(水道)の水です。フランスは硬水なんですよね。髪の毛がガキガキになっちゃった(苦笑)。日本に帰ってきて一番嬉しかったのが、蛇口から軟水が出てくることでした。
あぁ、なんだか全然まとまってませんが、初のパリ旅行のレポートはこのへんで~。
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