パリ滞在中に一度だけ観劇をして参りました。フランス語ですからストーリーは全然わからず・・・(涙)。
オペレッタの割には演劇のシーンが比較的多い作品だったようです。思いのほかバレエが多かったですね。役者さんは本格的に踊るし、歌うし、演技します。
オスカー・シュトラウスとシュトラウス一家の音楽でつづる、恋愛ものの3つの短編集でした。バレエ踊る踊る!踊りながら歌う歌う!装置もどんどん変わるし登場人物も結構多いです。なんといっても衣装が素敵!めっちゃくちゃおしゃれで豪華でした。私は30ユーロ(約4500円)ぐらいのチケットで拝見したのですが、安すぎると思いましたね。あのオペラ・コミックという劇場で、あのクオリティー。きっと助成金とか充実してるんだろうなー・・・。
←こちらのバレエ・シーンは笑いがいっぱいで、バレリーナはもちろん天井から吊られています(手の上に乗ってるわけじゃないですよ!それがおバカで笑えるんですが~)。吊られてる女優さんはこの作品の主役で、爪先立ちで踊りながら思いっきり歌ったりもされていました。あんなの初めて見たよ~。超人~。
言うまでもないのですが劇場がめちゃくちゃ美しいです。オペラ座(ガルニエ)より規模が小さいですが、ロビーも劇場内もその豪華な装飾に見とれちゃいます。またまた天井を見上げて呆けた顔しちゃってましたよ~・・・。
チケットはそれぞれ、自分の座席のあるフロアでもぎってもらう形式でした。劇場内に入るだけなら誰でも入れちゃうよね(笑)。
お年を召したお客様が多かったです。奥様方の社交場にもなっているようで、パリの街と人々の歴史にグっと根付いた劇場なんだな、としみじみ感じました。日本でもこういう劇場が育って、そして残っていって欲しいです。東京だと歌舞伎座がそれにあたるのかしら。
公式=http://www.opera-comique.com/
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