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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2006年04月15日

デス電所『音速漂流歌劇団~燃ゆる帝都バージョン』04/13-16駅前劇場

 デス電所は竹内佑さんが作・演出(少し出演)される大阪の劇団です。今回が第14回公演で東京公演は2年ぶりなんですね。私は2度目です(1度目のレビューはこちら)。
 かなりインパクトが強いし内容にも合っている、素敵なチラシですよね。劇団☆新感線のいのうえひでのりさんの推薦文も載っています。東京であまり配られていなかったのが残念。
 上演時間は2時間というアナウンスでしたが、今日は終演後に時計を見たら21時20分でした。おそらく2時間15分ぐらいでしょうね~、長すぎてお腹一杯状態になっていまいました・・・もったいない。でも前に観た時よりは面白かったです。

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 オリジナルの派手な歌と踊りが満載で、それが見所です。ナンセンス系ギャグも漫才みたいなベタな笑いもあります。演技はまっすぐ声を張るタイプになったり、ちょっとアングラテイストになったりも。
 お話は・・・うーん、結局のところよくわからなくなってしまいました。失踪した息子(王子)の捜索、ゴスロリ少女の悲惨、アニメおたくの日常などの独立したエピソードがバラバラと交互に現れて、最後には・・・(ネタバレするので控えます)。

 装置は白黒のモノトーン+α(ゴールドやパープルが少々)で、大きなドア(引き戸)が3つある抽象舞台。重たそうな引き戸をダーン!という音が鳴るぐらい勢いを付けて、開けたり締めたりするのが良かったですね。上手の引き戸を開けた時に映写される映像(特にジェットコースター)は最高にかっこ良かったなー。
 おたくがハマっている萌え系アニメ(イメージはこちら)については、テーマソングまで細かく作られていて楽しかったです。あぁ、そういう各エピソードのこだわりとかセリフとかはとっても面白かったんだよな~。でも作品全体としては計算して作られているようには感じられず、それで2時間以上あるのはつらかったかな、と。

 奥田ワレタさん。マントっぽい学生服を着ていた王子役など。クロムモリブデンで観て気になってたんですが、やっぱりかわいいですね~。
 田嶋杏子さんと羽鳥名美子さん(毛皮族)のおっぱいが悩ましかった(笑)。
 丸山英彦さん。アニメヲタク役。前回同様やっぱり目が行きがち。好みなのかしらん。

 Tシャツのデザインがかっこ良かったです。作品が好みだったら買ってたかも。 

≪大阪、東京≫
出演=山村涼子/豊田真吾/丸山英彦/田嶋杏子/米田晋平/福田靖久/松下隆/奥田ワレタ/羽鳥名美子(毛皮族)/竹内佑
作・演出=竹内佑 音楽・演奏=和田俊輔 舞台美術=清花也 照明=西山茂 音響=藤森暖生 衣装=遊光 映像=松下隆/本郷崇士 振付=豊田真吾 舞台監督=中村貴彦 宣伝美術=米々米子 撮影=イトウユウヤ 制作=小林みほ/西川悦代 企画製作=デス電所
5ステージ 全席自由 前売¥2,500 当日¥2,800 学割あり 
公式=http://deathtic.727.net/

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Posted by shinobu at 2006年04月15日 01:08 | TrackBack (0)