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しのぶの演劇レビュー
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2006年04月20日

少年王者舘・夕沈ダンス『アジサイ光線』04/20-23シアターグリーン小劇場

 少年王者舘の振付家としてご活躍の夕沈さんのダンス公演(と銘打った少年王者館公演)です。東京に初お目見えということで、早々とチケット完売でした。
 当日券はかろうじて出るのか出ないのか・・・という満員ぶり。当日券でとお考えの方は、行く前に問い合わせた方がいいかも。⇒シアターグリーン:TEL 03-3983-0644

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 上演時間は約1時間30分だと思います。でも開演時刻が15分遅れだったので体感時間としては1時時間45分。これは長かったですね・・・ぎゅうぎゅう詰めのベンチシートはつらい(涙)。これからご覧になる方はどうぞ動きやすい格好で臨んでください。客席はすべてベンチシートで整理番号付き・自由席です。荷物は受付預かりで、劇場入り口で靴を入れるためのビニール袋が手渡しされます。いわゆる小劇場の空間・・・久しぶりでした。

 天野天街さんの演出作品(レビュー⇒)によく観られるモチーフや仕掛けが健在でした。何枚も組まれた障子に、舞台奥と客席奥の両方から映写される動画の効果も、古い日本家屋とその周辺の路地をあらわす装置に仕込んであるアナログなイリュージョンも、いつもどおり面白いです。もうちょっと上演時間が短かったら、心地よい帰り道になったと思うんですけどね~。これもまたいつもの少年王者館ってことなのかしら。

 ここからネタバレします。

 古家、アジサイ、ランドセル、白い半袖ワンピース、学校に行けない少女。大人数での単純な振付が、ぐるぐるまわって繰り返し・・・。「あした」から「ワタシアシタハ(私、明日は)」の回文になり、そこから文字を入れ替えて文章を作っていくのが楽しかったな~。

 夕沈さんのソロダンスをずーっと観ていて気になったのは、重心があまり移動しないことです。腰の位置がほぼ一定なんですよね。カキカキッとロボットみたいに動くのは面白いんですが、あまり長すぎると・・・飽きちゃいますね。意図的なのかもしれませんが。

≪名古屋(2004年)、東京≫
出演=夕沈/珠水/白鴎文子/虎馬鯨/中村榮美子/蓮子正和/ひのみもく/日与津十子/黒宮万理/水元汽色/小林夢二/いちぢくジュン(てんぷくプロ)/ばんたろ左衛門(てんぷくプロ)/和倉義樹/大西おに(スエヒロ アンド ザ スローモースローガンズ)/中野麻衣(千夜二夜)/藤沼茂人(千夜二夜)/池田遼 ※帆足知子は都合により降板。
構成・演出=天野天街 舞台美術=田岡一遠、小森祐美加 美術製作=羽柴英明、枝松千尋 映像=浜嶋将裕 照明=小木曽千倉 音響=戸崎数子(マナコ・プロジェクト) 音楽=珠水、FUMICO 舞台監督=井村昂 小道具=田村愛 宣伝美術=アマノテンガイ 制作=西杢比野茉実 協力=髭枕れもん、山崎のりあき、須田卓志、ヨコヤマ茂未 振付=夕沈+アジサイダンス部
前売・予約3500円 当日4000円(日時指定・全自由席) 6ステージ 未就学児童はご入場をお断りします。
公式=http://www.oujakan.jp/

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Posted by shinobu at 2006年04月20日 23:00 | TrackBack (0)