REVIEW INTRODUCTION SCHEDULE  
Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
mail
REVIEW

2006年05月27日

遊園地再生事業団プロデュース『モーターサイクル・ドン・キホーテ』05/23-29横浜・赤レンガ倉庫1号館3Fホール

 下総源太郎さんと高橋礼恵さんが出演される宮沢章夫さん の作・演出作品ということで、チケットを取りました。大きなバイクにまたがる大人のオトコ2人の宣伝写真もかっこいいですよね。
 『カルデーニオ』という戯曲をいろんな国(文化)の演劇形態で翻案していくプロジェクトだそうです。この企画についての詳しい内容やあらすじは公式サイトでどうぞ。

 ★人気ブログランキングはこちら♪

 舞台はバイク修理屋。ガレージがそのまま店舗になっています。中央に銀色のバイク。上手には修理の道具やバイクが数台、下手には応接セットと小さな本棚など。赤レンガのホールの壁をそのまま利用し、上下(かみしも)に幕もないので、間口の広いステージです。

 宮沢章夫さんの演劇って独特の雰囲気がありますよね。普通に座席に座って舞台を観ていても、遠くの方から小さな点を見つめているような気分になります。
 照明がかっこいーなーとか、映像が渋いなーとか、妄想と現実の重なり方が通好みな演出で素敵だなーとか、ところどころ魅せられましたが、全体としては退屈しちゃいました・・・。

 ここからネタバレします。

 旅に出て3年半後に帰ってきた忠雄(小田豊)が、「もう大丈夫だ、ルシンダは救われた」みたいな戯言を吐くのがうざくって仕方なかったです。でも一緒に帰ってきた坂崎(下総源太郎)が、忠雄のバイクのクッションをバン!っと叩いてくれてスッキリ。“愛と裏切りと嫉妬と怒りと和解の物語”ですが、人生は何もかもきれいに解決するわけじゃないですものね。最後にまた混沌になった気がして良かったです。

 高橋礼恵さん。やっぱりきれいだし上手いですね。働く女になった白いスーツ姿がめちゃくちゃ色っぽかったです。

"MOTORCYCLE DON QUIXOTE"
出演=小田豊/下総源太郎/高橋礼恵/岩崎正寛/鈴木将一朗/田中夢
作・演出=宮沢章夫 美術・衣装=林巻子 企画=スティーブン・グリーンブラット 制作プロデュース=内野義 『Cardenio』をグリーンブラッドと共同執筆=チャールズ・ミー 翻訳・ドラマターグ=エグリントンみか
チケット発売=4月1日 全席指定 一般4.200円 学割3,800円(前売/当日共)
遊園地再生事業団=http://www.u-ench.com/

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
●●●人気blogランキングに参加中!ポチっとクリックしていただけると嬉しいです。●●●
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

★“しのぶの演劇レビュー”TOPページはこちらです。

メルマガを発行しております。過去ログはこちら
 毎月1日にお薦めお芝居10本をご紹介し、面白い作品に出会った時には号外も発行いたします。
 ぜひご登録ください♪
 『今、面白い演劇はコレ!年200本観劇人のお薦め舞台』(ID:0000134861)

↓↓↓メールアドレスを入力してボタンを押すと登録・解除できます。


登録フォーム






解除フォーム




まぐまぐ


『まぐまぐ!』から発行しています。

Posted by shinobu at 2006年05月27日 23:58 | TrackBack (0)