信頼する方のクチコミで千秋楽に間に合いました。約1時間40分に凝縮された韓国風『ロミオとジュリエット』!北九州公演は7月21日(金)・22日(土)。必見です!!
無料で配布されるパンフレットに上演台本(日本語)が全掲載。上演中の字幕は非常に少ないのですが、意味がわからなくても俳優の声と身体を観ていれば大丈夫です。『ロミオとジュリエット』のあらすじぐらいは知っておいた方がいいでしょう。
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レビューをアップしました(2006/08/20)。
恋に落ちる若い男女は、明るくまっすぐ、命のパワーがみなぎっています。迷いのないジュリエットに目は釘付け。シーツにくるまるラブシーンは微笑ましかったな~。でも暗い闇の中の白に、忍び寄る死も感じさせました。下記、配布されたパンフレットよりセリフを引用します。
ジュリエット「私の話、盗み聞きしたでしょう。軽薄な子だと思ったでしょう。幼稚でしょう。でも私、可愛いわよね。正直に言うの。私、難癖つけて、顔をぐちゃぐちゃにして、頬をふくらませて、鼻水をずるずるさせて、よだれをだらだら流しながら、ガアガアとガチョウみたいに泣いてやる。愛してるって言うの。愛してるって言って。」
ロミオ「よし、あの月に向かって誓おう。」
ジュリエット「だめ。あれは時刻々と姿を変えるもの。(ロミオの胸を指さし)ここに当てて誓うのよ。私がこの世で信じるのは唯一ひとつだけ。ここよ、ここ。」
ロミオ「愛してる。」
ジュリエット「ばか。求める前にすでにあげたじゃない。吐き出すの。指を入れて、私の愛を吐き出して。なんてこと。自分のものに自分で欲をだしてる。私の愛をくんで、くんで、くみ上げてあげる。すべて持っていって。私の愛は海ほど。くみ上げれば、さらに増える。」
泣けて仕方なかったのは、マキューシオ(ロミオの友)とティボルト(ジュリエットの兄)の決闘シーン。意外ですよ、このシーンで泣けるなんて・・・!笑いながらふざけながら、でも燃え上がってしまった感情。
最後は大団円にはならず「皆殺しだ!」となってしまいます。このことについてはtanise-etcのレビューを読んで、なるほどとうなづきました。
死は、何も生まない。「尊い死」など、無い。
ロミオは、ジュリエットは、「生きるべき」だったのだ。
≪富士見、両国、北九州≫
作=ウイリアム・シェイクスピア 公演台本・演出=呉泰錫(オ・テソク) 主催=魁文舎 提携=シアターX(カイ) 後援=駐日韓国大使館 韓国文化院
チケット発売日 2006年6月1日(木) (全席自由)一般前売4,000円・当日4,300円 学生前売2,500円(魁文舎のみ取扱い)・当日2,800円
青年団内=http://www.seinendan.org/jpn/info/info060606.html
魁文舎=http://www.kaibunsha.net/
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