知る人ぞ知る、女の子劇団むっちりみえっぱり。前回の衝撃も覚めやらぬ内に、再び五反田に降臨(笑)!過去レビュー⇒1、2、3、4
今回も、ブラックなんだか天然なんだか、絶妙なさじ加減の群像劇(?)を披露してくださいました。チケット代は前売り1500円の五反田団価格(笑)。
ロビーでは作品にちなんだ(?)、手作りデザートが販売されています(各200円)。劇場内への持ち込みもOKですので、開演までに余裕を持ってご来場されると良いと思います。
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舞台は、東京都にあるのに“千葉の島”という名前のへんぴな島。そこで暮らす人々の日々の風景・・・といっても、ごく一部分を虫メガネで覗くような感じです。
女の子たちがぺちゃくちゃおしゃべりする内容が、めっちゃくちゃシュールで面白いです。大笑いするというよりは、観ている方が恥ずかしくなって苦笑することが多いですね。痛烈な皮肉を含んでいるようにも受け取れますので、お好みは分かれるかもしれません。でも・・・相当計算して作ってらっしゃると思います。演技の意図が、すごく狭いところにズバっとはまる気持ちよさがあるんですよね。
夜な夜な五反田のアトリエでこんな作品を観ていると、なんだか秘密の会合に特別に呼ばれたような、ちょっと鼻高々な気分になりました。観ちゃいけないものを観ちゃったという蜜の味を味わえたような・・・。別に頼まれても呼ばれてもいないんですけど(笑)。
たぶん私は、完全に日常の喧騒から逃れることができていましたね。資本主義とか合理主義とか論理とかが、全く機能しない空間だったからじゃないかしら(笑)。
ここからネタバレします。
ロビーも劇場も南国ムードだったので、てっきり島の話が始まるんだと思ったんですよ。でも・・・あれはディズニーランドの『魅惑のチキ・ルーム』(笑)!! あの、衝撃的につまらなかったアトラクションです。小学生の時に入って、長い時間並んだのにがっかりさせられたのを、ありありと覚えています(笑)。※『魅惑のチキ・ルーム』ファンの方、ごめんなさい。
というわけで、今回描かれたのはディズニーランドにまつわる出来事でした。「白雪姫」の七人のこびとの被り物を着て踊るダンサーのオーディションとか、エレクトリカル・パレードの真似をした町のフェスティバルとか。へなちょこさと真剣さのバランスが独特なんですよね。
あと、らっこ飼育場でのらっこ談義や、スーパーで流れる電子音の音楽を撲滅しようとブログを開く話もありました。「ブログ、炎上」でなぜあんなに役者さんが受けたのかは不明。でも確かに笑えるセリフでした。
もー色々とたまんなく可笑しくて、声出して肩震わせて、大笑いさせていただきました。終演後にチュロス(日替わり味・さつまいも)を購入し、ミニチュア・ディズニーランド気分にもなってみました(笑)。
出演=江川瑠衣/佐藤沙恵/樋口徳子/古谷充子/山本由佳/吉田麻生/望月志津子(五反田団)/齊藤庸介
カフェ=中川幸子 スタッフ=猪川哲一朗/小早川晋/中道智子/本郷華里
前売り:1500円 当日:1700円(全席自由)
公式=http://mucchirimieppari.com/
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