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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2006年10月11日

松竹『獅童流 森の石松』10/02-26新橋演舞場

 新橋演舞場での中村獅童さんの座長公演です。脚本は東京セレソンDXのサタケミキオさん、演出は映画やテレビの監督をされている本木克英さん。小劇場で活躍している役者さんが多数出演されています。
 獅童さんが喉をつぶされていて、残念。
 お昼の回は12時開演で終演は15時30分ごろでした(途中30分の休憩を挟む)。

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 ≪あらすじ≫
 ある小劇場劇団がはじめて大きな劇場で公演をすることになった。けれど、初日3日前なのに肝心のお芝居『森の石松』は全くできていない。切羽詰った演出家(中村獅童)と脚本家(橋本じゅん)がおでん屋台で口論しているところに、いきなり落雷が!2人はタイムスリップしてしまい、たどり着いたのは江戸時代、まさに『森の石松』の世界だった・・・。 
 ≪ここまで≫

 新橋演舞場の公演とは思えなかったですね、いろんな面で・・・。現代劇のシーンはバラバラ、どたばたで観ていられなかったです。役者さんがかつらを被って着物姿で出て来られてから、やっと落ち着いて座っていられるようになりました。

 最初からこういうことをやりたかったのかしら・・・(汗)。豪華キャストなのに、誰が誰なんだかよくわからないままでした。

 一幕が終わったときに降りてくる“大漁”幕がかっこ良かったです。

 ここからネタバレします。

 タイムスリップしていった江戸時代で、演出家は石松になっています。石松がたどった人生(=筋書き)どおりに物語は進み、“金毘羅参りの帰りに閻魔堂で殺される”シーンまで演じきったところで、それは全て演出家が作り上げた『森の石松』というお芝居のリハーサルだった、という結末になります。つまり劇中劇だったというわけなんですね。

 切られても、切られても、石松が死にません。『浪人街』を思い出しました。獅童さんはそういう殺陣がお好きなのかしら。

 最後の最後は“カーテンコールの稽古をする”という名目で、思いっきりバンド演奏。獅童さんが「いしまつぅーっ、いしまつぅ~っ!」って、歌ってました・・・。一曲で終わるかと思ったら、終わらず・・・。

出演=中村獅童/高岡早紀/橋本じゅん/深沢敦/八十田勇一/笹野高史/長谷川朝晴/西牟田恵/角替和枝/高橋和也/ベンガル/吉田日出子/近藤弐吉/石井ひとみ/本田誠人/堀本能礼/西村清孝/吉成浩一/飯島ぼぼぼ/阿南敦子
シナリオ=小国英雄/鷹沢和善(映画「森の石松鬼より恐い」より) 脚本=サタケミキオ 演出=本木克英 美術=堀尾幸男 照明=塚本悟 音楽=周防義和 効果=SBS 殺陣=渥美博 衣裳=ひびのこづえ 演出助手=浅香哲哉 舞台監督=赤羽宏郎/宮川孝/藤森條次 制作事務=桐ヶ谷香 制作=松本康男/高橋夏樹/伊東洋介 主催=松竹/TBS 製作=松竹
8月24日(木)チケット販売開始 1等席10,500円 2等席6,300円 3階席3,150円 桟敷席11,550円
公式=http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/

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Posted by shinobu at 2006年10月11日 21:09 | TrackBack (0)