2006年01月28日
地点『沈黙と光』01/26-29シアタートラム
地点の2作品連続公演です(先に拝見したのは『Jericho』)。拡声器を通して怒鳴るセリフや、解体された言葉にまたショックを受け、安部聡子さんに涙しました。
地点の過去レビュー⇒1、2、3、
ご覧になった方のレビュー⇒小劇場系、ワニ狩り連絡帳
≪あらすじ≫ 公式サイトより引用。(役者名)を追加。
信仰の島コエバル。過疎の村で島民の支えとなっている教会で、司祭(石田大)はある日、消息不明になっていた妹(安部聡子)が東京で皇太子暗殺の計画に関わり、この島に潜伏しているのではないか、と知らされる。
島の平穏を守るか、妹を守るか司祭は苦悩するが―。
≪ここまで≫
一見殺風景な舞台。中央に大きな木が横たわっています。その上にイスがあり、役者さんが上って座ります。木は流木のようで、シーソーのように大きく揺れることもあります。上手には木で組み立てられた背の高いイスがあり(プールの見張りの人が座ってるみたいな)、拡声器を持った男が座っています。
泳ぐクジラの映像にちょっとエコロジーな印象を受けたりしたのですが、徐々にそれが気持ち悪くなってきました。自然保護とか人類平等とか、正しくてもシュプレヒコールになった途端に、それは型にはまった異物になってしまいます。
全く予想がつかないことが起こり、そして自分の中に全く経験したことがない感情が生まれたりします。地点は見逃したくないですね。ただ、京都に拠点を移されたので、なかなか東京では観られないんですよね・・・(涙)。
レビューは途中のままです。ごめんなさい(2006/10/13)。
ナオコ[コージの妹/テロリスト]:安部聡子
ルイス・コテダ・コージ[司祭]:石田大
サエキ[義手の男]:小林洋平
パブロ・ウラタ・ヤスオ[分校の教師]:大庭祐介
カタリナ・ウラタ・スエ[ヤスオの妻/海女]=山本陽子
≪京都、東京≫
「沈黙と光」出演=安部聡子/石田大/大庭裕介/小林洋平/山本陽子
2003年7月に京都芸術センター、2005年4-5月のフランス2都市を経て、東京初演。
作=松田正隆 演出=三浦基 舞台美術=杉山至×突貫屋 照明=吉本有輝子 音響=堂岡俊弘 映像=山田晋平 舞台監督=西田聖 演出助手=村川拓也 宣伝美術=京 制作=田嶋結菜×橋本制作事務所 主催=地点 提携=世田谷パブリックシアター 助成=THE SAISON FOUNDATION 芸術文化振興基金 協賛=資生堂 京都芸術センター制作支援事業
発売=11月15日 一般前売3,000円/一般当日3,500円、学生前売2,000円/学生当日2,500円(要学生証)、2演目セット券5,500円(前売のみ地点にて取扱い)
公式=http://www.setagaya-ac.or.jp/sept/jouhou/05-2-4-48.html
地点=http://www.chiten.org/