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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2007年03月06日

文学座『初雷(はつらい)』02/23-03/05紀伊國屋ホール

 「すごいよ!」という複数の演劇ファンのクチコミをゲットして、千秋楽にすべりこみました。最近こういうのばっか・・・(笑)。
 噂にたがわぬ、素晴らしい脚本でした。主演の倉野章子さんも、見ているだけでその柔らかさ、優しさに涙が出そうになりました。言うまでもありませんが、文学座という老舗劇団だからこそ実現した公演ですね。再演を心待ちにしています。

 CoRich舞台芸術!⇒『初雷
 レビューアップは未定。

 ≪あらすじ・ネタバレ含む≫ 公式サイトより。(役者名)を追加。改行を一箇所変更。
 現代、早春、私鉄沿線のとある町。
 仕事第一で日々を過ごしてきた理子(倉野章子)。35歳の時に直面した兄嫁の突然の死で人生は一変。仕事を辞め、残された二人の子供たち(上田桃子・桑原良太)を育てるため兄(清水明彦)と同居する道を選んだ。それから15年、ひたすら家事と子育てに専念してきたが、二人の成人を切欠にふと己を振り返れば、この先の進むべき道が全く見えない。仕事に燃えていたかつての自分を取り戻したいと思うが既に50歳だ。元の職場に戻れるはずもなく、これといった資格も技能もない。思い立って同期の友人(つかもと景子)に相談するが反応は冷ややかだ。その上、理子の存在が兄の再婚の道を閉ざしていると言われて愕然とする。自分の選択が本来あるべき家族の姿を変質させた・・・?自分の選択に自信を持っていたが、改めてこの家は自分のよって立つべき場ではないと思い知らされる。
 そして15年ぶりに兄の同級生である山岡(早坂直家)と再会し、彼が取り組む事業への誘いを受けることで理子の心は大きく揺れ動く。忘れかけていた仕事への情熱を取り戻すと共に、理子は自立の道を選び、兄の家を出る決心をする。
 ≪ここまで≫ 

出演:八木昌子 倉野章子 つかもと景子 上田桃子 早坂直家 清水明彦 桑原良太
作:川﨑照代 演出:藤原新平 装置:石井強司 照明:古川幸夫 音響効果:斉藤美佐男 衣裳:伊藤早苗 舞台監督:加瀬幸恵 演出補:今村由香 制作:白田聡 票券:最首志麻子
前売・予約開始:2007年1月20日(土) 一般5,500円 ユースチケット(25歳以下)3,800円(取扱い文学座のみ) 中・高校生2,500円(取扱い文学座のみ)
公式=http://www.bungakuza.com/hatsurai07/index.html

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Posted by shinobu at 2007年03月06日 14:21 | TrackBack (0)