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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2007年04月08日

劇団SKグループ『桜襲~さくらがさね~』04/05-08シアターグリーン BIG TREE THEATER

 すがの公さんが作・演出を手がけられる札幌の劇団、劇団SKグループの公演です。私は初見。「CoRich舞台芸術まつり!2007春」審査員として伺いました。レビューはCoRich舞台芸術!に書きました。こちらは備忘録です。

 CoRich舞台芸術!⇒『桜襲~さくらがさね~

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより。ずいぶん本番とは違うようです。
 江戸時代後期の幕末期に活躍した新撰組。彼らは「腰抜け」だった。
 近藤勇、土方歳三、沖田総司。激動の時代を寝て過ごした新撰組の愛と誠と嘘の物語。
 その情けなくも愛くるしい彼らの責任感の無い行動とその始末。働きもせずにただ時間をやり過ごす3人。
 ある日、男のような女たちが現われて彼らはしだいに自分の道を歩み始める―。
 ≪ここまで≫

 開演前に、裏方さんの格好(黒装束)をした男性が舞台に登場し、長い前説をされました。話す内にその人が主宰のすがの公さんだとわかって驚きました。この公演のチケットが売れていないことを嘆き、終演後のDVD物販などの宣伝をされたのですが、舞台上手のドアにどなたか(制作さん?)がいらしたようで、「その人の指示で仕方なく紙に書いた宣伝を読んでいます・・・」という、やる気のない態度でした。興ざめでした。

 “新撰組の愛と誠と嘘の物語”と明記してらっしゃいますから、最初から史実に基づいた物語にするつもりはなかったのでしょう。でも、こんなに有名な(大河ドラマでファンも増えたでしょうし)新撰組をパロディーにするなら、もっと慎重になるべきだと思います。

 ここからネタバレします。

 浴衣にナイキのシューズを履いた洗濯女が“たまたま”沖田総司より剣術に優れていたり、土方の気が狂っていたり・・・。
 楽珍トリオによるコントの時間がありました。「今からコントをします」等と宣言して始まったので、そのまま普通に観ていられました。

≪東京、札幌≫
出演:小山めぐみ/高橋隆太/天野さおり/立川佳吾/高橋逸人/古崎瑛美/能登英輔/江田由紀浩/すがの公/楽珍トリオ(WAHAHA本舗)※東京公演5日~7日/大原慧(SKダッシュ)/彦素由幸(SKダッシュ)
※福村澄江は体調不良のため出演を見合わせることとなりました
脚本・演出:すがの公 照明:相馬寛之 音響:糸川亜貴 衣装:井嶋麻紀子 舞台美術:妹尾知美 小道具:小玉乃理恵 宣伝美術:すがの公、小島達子 制作:穐本みき子 井嶋麻紀子 緒方由起 金丸菜穂子 小玉乃理恵 近藤大介 坂井里衣 佐々木陽 佐藤愛実 鈴木光子 吉村友和 楽曲提供:SE-NO 主催:ハムノイズ / 北海道演劇財団 NPO法人TPSくらぶ 後援:札幌市・札幌市教育委員会 企画・制作:劇団SKグループ
【発売日】2007/03/05前売3500円/当日4000円 (全席指定) 公開ゲネ1500円 平日マチネ3000円
http://www1.plala.or.jp/skg/

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Posted by shinobu at 2007年04月08日 13:31 | TrackBack (0)