大人気の大人計画の本公演です。松尾スズキさんが体調不良のため降板され、代役は池田成志さんです。3本のオムニバスでした。その内の1本は映像作品で、私にはあまり楽しめなかったな~。上演時間は約2時間30分(休憩なし)。
物販で「宮藤官九郎の小部屋」単行本が発売されててびっくりした(笑)。
⇒CoRich舞台芸術!『ドブの輝き』
ここからネタバレします。
■「涙事件」作・演出=宮藤官九郎
舞台は法廷。不幸な演歌歌手を売り出す会社の社長(村杉蝉之介)が、殺人事件の容疑で裁判にかけられている。所属歌手の紹介をしていく。
ロシア人に間違えられるオランダ人女性ハイネケン(伊勢志摩)と、マグロが苦手で船酔いしちゃう船乗り(池田成志)のデュエットが面白かった。
池津祥子さんは上半身スーツなのに下半身はパンツ一丁だし、猫背椿さんはスカートで足開くし。それを面白いと思っちゃえるのが凄いですよね。
一番笑ったのは知的障害を持つ人(宮藤官九郎)が登場した時。これだから大人計画って・・・やっぱり凄いなって思います。
■「えっくす」脚本・監督=井口昇
相続争いをする男3人兄弟。争いごとが嫌いな三男(近藤公園)は家出し、障害を持つ人々を介護する施設で働くことになり・・・。
目の前であれだけテンションの高いことをやってくれると面白いだろうな~と思うんですが、映像で観てもなんだか大げさだな~とか、ヤラセっぽいな~とか思っちゃって、私は楽しめなかったです。
■「アイドルを探せ」作・演出=松尾スズキ 協力=大堀光威
樹海で自殺しようとしているワタナベ(宮崎吐夢)が、ゴミたちに自分がどん底に落ちてしまった理由を語る。
次の展開が読めなくって最後に「なるほど~」と思えました。やっぱり松尾さんの脚本って私にはいつまで経っても未知の世界。それが好き。
最後の方まで秀吉役(皆川猿時さんの父親役)が阿部サダヲさんだとわからなかった。座席が最後列だったからとはいえ、やっぱり阿部さんが上手いなんだなと思いました。
そして再び池津祥子さんの肢体が美しかった。
出演=阿部サダヲ、池津祥子、伊勢志摩、顔田顔彦、宍戸美和公、宮崎吐夢、猫背椿、皆川猿時、村杉蝉之介、田村たがめ、荒川良々、近藤公園、平岩紙、宮藤官九郎、松尾スズキ(映像出演) 池田成志 ※平岩紙・宮沢紗恵子はダブルキャスト 私は平岩紙さんの出演日でした。
作・演出:松尾スズキ 宮藤官九郎 井口昇 舞台監督=舛田勝敏 照明=佐藤啓 音響=藤田赤目 舞台美術=加藤ちか 音楽=門司肇 衣裳=戸田京子 ヘアメイク=大和田一美 映像=ムーチョ村松、吉田りえ(トーキョースタイル) 演出助手=大堀光威 佐藤涼子 演出=神保愛子 稲田武士 特殊メイク=西村喜廣 チラシイラスト=サイトウユウスケ 宣伝写真=種市幸治 宣伝美術=守先正 舞台写真=田中亜紀
【発売日】2007/04/01 前売5,800円 当日6,000円(全席指定) ※未就学児童の入場不可
http://www9.big.or.jp/~otona/
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