オディロン・ルドン(Odilon Redon)の展覧会「ルドンの黒」に行ってきました。絵画展に行くのは昨年春以来かな~・・・。ゆるり、ふらりと歩いて、気軽な子一時間でした。
ルドンというと一つ目のバケモノが出てくるクリムトみたいな色彩の絵だという覚えがあったのですが(小学生の頃に観た本の影響)、「ルドンの黒」といわれるこの黒の世界の方が、彼の描いたものを捉えやすかったような気がします。
「コレは素敵!」と惹かれた絵は残念ながら特にありませんでしたが、ボードレールなどの同時代の作家と関わってきたことがわかったのは収穫でした。やっぱりアーティスト同士は響きあい、ともに作品を作るんですね。
下記は公式サイトより引用。
■オディロン・ルドン Odilon Redon
1840年、フランス ボルドー生まれ。ボルドー近郊のペイルルバードで孤独な少年期を過ごす。20歳の頃植物学者アルマン・クラヴォーと知り合い、顕微鏡下の世界に魅せられるようになる。後にルドンが制作した版画には植物学の影響が見られる。1864年パリに出てジャン=レオン・ジェロームに入門するが数か月でやめ、ボルドーに戻って銅版画家ロドルフ・ブレスダンの指導を受ける。また、1878年頃にアンリ・ファンタン=ラトゥールから石版画転写法の指導を受ける。1879年、初の版画集『夢の中で』を刊行した。1890年頃からそれまでの作品と打って変わって、豊かな色彩を用いるようになる。1916年、パリで死去。
■岐阜県美術館
1982年開館。郷土ゆかりの作家たちの作品と、ルドンを中心とした象徴主義の作品を中心とした作品収集を行う。開館当時、他の美術館がこぞって印象派を中心とした人気作家の収集につとめている中で、独自の姿勢を打ち出す方向性を模索している時期に、 国内のルドン・コレクション132点を一括購入したことか ら、「岐阜のルドン」の収集の歴史が始まった。そしてルドンが岐阜の西洋美術コレクションの中心になったことによって、その周辺の作家(象徴主義 系統の作家たち)の作品も集まり、今日に至る。現在200点を超えるルドンの作品群は、質・量ともに世界有数のコレクションとして国際的に高く評価されている。
一般1300円 高校・大学生900円 小・中学生600円
公式=http://bunkamura.co.jp/shokai/museum/lineup/07_redon/index.html
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