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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2007年08月26日

デス電所『輪廻は斬りつける(再)』08/16-21駅前劇場

 竹内佑さんが作・演出されるデス電所は大阪の劇団です(過去レビュー⇒)。チラシがいつもかっこいいアニメ風イラストで惹かれるんですよね。
 客演さんを呼んでの豪華キャスト公演(ですよね?)でした。

 ⇒CoRich舞台芸術!『輪廻は斬りつける(再)

 ≪あらすじ・作品紹介≫ CoRichより
 謎の新興宗教に立向う工場作業員と少女殺人事件を追う刑事と大人に振り回される子供スターとがお互いの物語はどーでもいー感じで走り回った挙句に自分の物語すらもどーでもよくなるどーでもいー物語。これを神話と言い切ってしまってもいーですか?
 ≪ここまで≫

 私はニットキャップシアター、スクエア、劇団衛星を観たことがあったので、前説のネタ(客演さんがそれぞれの東京公演のことをしゃべったりする)のは笑えました。でも、知らない人にとってはただの内輪ウケなんじゃないかな~と、観ていて心配にもなりましたね。

 ほぼ何もないステージ。下手にはキーボードと演奏者(和田俊輔)。額縁いっぱいに動画が映されるのが迫力です。お馴染みのオープニングの歌は、今作のために新たに追加された部分が特にカッコ良かったな~。

 上演時間はたしか2時間ぐらいだった気がするんですが、やっぱり長く感じました。ストーリーは全然覚えていられないぐらい、ぐるぐるとひっくり返ったり、いきなり新しいエピソードが加わったりして、終盤になると「わかんないや、もういっか」みたいな心境でした。
 作品紹介に「どーでもいー」と書いてらっしゃいますし、ほんとにストーリーはどーでもいーんだと思います。だったら上演時間はもっと短い方がいいんじゃないかしら。

 紙本明子さん(劇団衛星・ユニット美人)は白いワンピースで美しくて、魅力がよく出ていたと思いますが、北村守さん(スクエア)はあんまりだったような。スクエアでの繊細な呼吸が忘れられないんですよね。

 ここからネタバレします。

 終盤に入るかどうかのところで、「●●だと名乗っていたが、実はその人は●●じゃなかった」的な大転換があって、そこが面白かったです。んー、もう覚えてないです、すみません。

≪大阪、東京≫ 芝居流通センターデス電所
出演=豊田真吾、山村涼子、田嶋杏子、丸山英彦、福田靖久、米田晋平、松下隆、竹内佑
北村守(スクエア)、岡部尚子(空晴)、ごまのはえ(ニットキャップシアター)、紙本明子(劇団衛星)、根田あつひろ
作・演出:竹内佑 作曲・演奏:和田俊輔 舞台監督:中村貴彦[大阪公演] 岡一代[東京公演]/舞台美術:池田ともゆき/照明:西山茂、加藤直子/音響:三宅住絵/衣裳:田中秀彦(iroNic ediHt DESIGN ORCHESTRA)/映像:松下隆、本郷崇士/振付:豊田真吾/宣伝美術:渕野由美/写真:イトウユウヤ/協力:空晴、キューブ、劇団衛星、スクエア、ニットキャップシアター/制作協力:金田明子、細川展裕(ヴィレッヂ)[東京公演]、柴原智子(ヴィレッヂ)[東京公演]/制作:小林みほ、西川悦代/主催・企画製作:デス電所
全席指定/前売¥2,800/当日¥3,000 学生 前売¥2,000/当日¥2,300(大学生以下・要学生証提示) (19日6:00・21日2:00) 前売\2,000/当日¥2,300
http://www.deathtic.com/

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Posted by shinobu at 2007年08月26日 21:25 | TrackBack (0)