募集告知もしておりました『第3回TOKYOSCAPE東京ワークショップ+シンポジウム』に行って参りました。
この日は京都日帰り旅行だったんですが、早朝に東京を出て、嵐山でお昼ご飯をいただいたらすぐに東京にとんぼ返り、そして森下に直行。やるね私(←何が?)。
昨年夏に京都に通った私です。総まとめになるイベントに参加できて良かったです。
【TOKYOSCAPE東京ワークショップ成果発表】 詳しいレビューは休むに似たり。に!
■内藤クラス
出演:川連太陽/米澤藍/加治祐樹/三井翔太/森住亮子/中澤健太郎/青木千佳/井坂浩 Assistant:明石修平(出演せず)
特に戯曲(岸田國士『紙風船』)は読まず、テーマだけ決めて作ったような。「わー、bird's-eye viewだわ~♪」と懐かしくなったり。
マイムが無残だったな~。散らばった無数の携帯電話に次々と着信が鳴り響くエンディングはきれい。
■詩森クラス
出演:宮本悠子/佐藤みゆき/山田敬子/野澤沙織/森澤友一郎/神保良介/唐沢龍之介/野口卓磨/松本哲也 Assistant:笹野鈴々音/山ノ井史/木内美帆
25分ある戯曲を削って15分バージョンに。6カップル出演なので6等分。戯曲全体がわかるし、男女の個性も引き立つし、楽しめました。野口卓磨&笹野鈴々音カップルが面白かった。
■明神クラス
出演:蒻崎今日子/星野名保子/真下由美/沖田愛/鵜沼綾子/森下誠吾/宮下舞/櫻井純子/斎藤マサキ/望月雅之/笹野鈴々音/山口柚香 Assistant:中島美紀/日下部そう/浦壁詔一
男VS女。戯曲のエッセンスを短編パフォーマンスで見せていく形式。目が離せない笑いとエロス。歩くこと、手を伸ばすこと等の些細な動作を真剣に積み重ねていくことで、演劇世界は生まれるんだな。
最後に笹野鈴々音さんが紙風船で遊ぶ「ともこちゃん(だったかな?)」になった。男と女、どんなに戦っても子供が生まれてしまう。それはハッピーだしアンハッピーだなと思いました。
■夏井クラス
出演:宮本悠子/蒻崎今日子/音室亜三美/小林和未/松本美香 Assistant:綾田將一
戯曲に深い関係はないコント集のような。あまりに軽快で驚いた。フランス帰りの夏井さんは変身したんだな~と思い、来年の新作がますます楽しみになりました。
【TOKYOSCAPEシンポジウム】
観客には知りえない作り手の本音がぼろぼろとこぼれて出てくる。参加して良かったのかな、とあせるぐらい(汗)。ここで主催メンバーが顔をあわせてたことで、次に進むかどうかを決めるところに行き着いたのではないかと思いました。会合を開いた詩森ろばさんに敬意を。
「TOKYOSCAPE全記録」の冊子が凄いボリュームでした。私の記事を掲載してくださっています。ありがとうございました。京さんの本を購入。
ワークショップ発表会・演出:内藤達也(bird's-eye view)、詩森ろば(風琴工房)、明神慈(歩かリン記憶舎)、夏井孝裕(reset-N)
シンポジウムのパネリスト:<プロデューサー> 杉山準(アトリエ劇研プロデューサー)/<企画> 荻野達也(fringeプロデューサー)/<アートディレクター> 京(グラフィックデザイナー)/<京都制作> 井神拓也(ヨーロッパ企画制作)/6主宰者
参加費:500円
http://windyharp.org/windyharp/tokyoworkshop.html
※クレジットはわかる範囲で載せています。必ずしも正確な情報ではありません。ご了承下さい。
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