mon(モン)は大久保亜美さんと山本ゆいさんの2人ユニットです。副題が面白いですね。「料理できねぇ、のー天気、歯並びが悪い、勘違い、友達いなそぉ、ダサい、セクシーさが足りない、めんどくせぇ、何考えてるかわかんねーよ、と言われようが、それでも妊娠したい女子について。」
上演時間は約1時間強だったような。うろ覚えです。
⇒CoRich舞台芸術!『「私の知っている男は、これだけ」』
今どきの若者のしゃべり言葉でふんわりと。ダンスだったり体操だったり。人間でないものを演じるなどの面白みがありました。ただ、私が大久保さんにいつも勝手に期待しているエロスが少なめだったのが個人的に残念(笑)。あと、全体がひとつのトーンに染まって暗い目だったのも好みではなかったかな。
青い照明にじんわりと包まれて、水の中に沈んでいく感覚が気持ち良かった。
ここからネタバレします。
半年前に失踪してしまったある女の子について、登場人物が質問をされて(取調べみたいに)話します。野村麻衣さんがそのコなのかと思ったら、野村さんも質問を受け始めたのでハズレ。結局その女の子が誰だったのかは私にはわからずでした。
大久保さんが電話で話す“さっちゃん”という友達のことかなとも思ったのですが、それだと寂しかったので(“さっちゃん”像が私にはあまり伝わらなかったから)、誰かを特定するのは止めることにしました。質問を受けて「あのコのことはよく知らない」と言う人自身が、その女の子であるととらえる方が、私には面白かったです。
現代の若者のコミュニケーションの希薄さ。それゆえの孤独。でも孤独の気持ちよさも肯定して、深層心理の海の中を漂うような。
出演=齊藤庸介、シトミマモル、山崎皓司(小指値)、野村麻衣 、大久保亜美
脚本・演出=mon(大久保亜美+山本ゆい) ドラマドクター・音響=篠田千明(小指値) 照明=松本大介(enjin-light) 宣伝美術=富田藍子 制作補佐=金子千尋 当日受付=塩田友克 企画・制作・プロデュース=mon
【発売日】2007/09/09 前売一般2000円 学生1500円 当日一般2500円 学生2000円
http://userhost-1.cmo.jp/~mon/main.htm
※クレジットはわかる範囲で載せています。必ずしも正確な情報ではありません。ご了承下さい。
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