静岡県舞台芸術センター(SPAC)の新芸術総監督になられた宮城聰さんの初SPAC演出作品です。
開演前にパンフを読むだけで落涙。そして緊張感が高まるあるシーンで、ほとんど嗚咽してしまいました・・・。身体も心も震える、本当に豊かな時間でした。今年の私のベストテン入りはほぼ間違いなし。東静岡まで観に行って良かったです。上演時間は約1時間30分。
⇒CoRich舞台芸術!『巨匠』
レビューは加筆予定。でもどうなるかわかりません。
≪あらすじ≫ 公式サイトより
ポーランドの首都・ワルシャワの劇場。『マクベス』の幕があこうとしているが、楽屋ではまだ演出家と俳優が言い争っている。俳優は大戦中に見た演技が忘れられないのだ。俳優の青年時代。俳優はナチスに対する抵抗運動に敗れ、ある廃校に落ちのびる。そこで出会った年老いた旅の役者は、からかいまじりに周囲から「巨匠」と呼ばれていた。老人は若い俳優に、戦争が終わったときのために『マクベス』を演じる準備をしていることを明かす。
しかしこの廃校にもゲシュタポ(ナチス秘密警察)の捜査の手が及んでいた。ゲシュタポはナチスへの抵抗運動に対する報復として知識人を銃殺することを発表する。老人は自分が俳優であり知識人であることを証明するため、ゲシュタポのまえで『マクベス』の一節を演じてみせる・・・。
≪ここまで≫
SPAC「SPAC秋のシーズン」
作:木下順二 演出:宮城聰 舞台美術:高田一郎 音楽:棚川寛子
出演:SPAC(蔦森皓祐、貴島豪、久保庭尚子、高橋等、植田大介、仲谷智邦、藤本康宏、大内米治)、藤原栄作(客演)
4,000円/同伴チケット(2枚)7,000円
http://www.spac.or.jp/07_autumn/giant.html
※クレジットはわかる範囲で載せています。必ずしも正確な情報ではありません。
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