毎年恒例のしのぶの観劇ベストテンの発表です。去年に引き続き「心に残る10本」+αを選んでみました。2007年の観劇本数は324本(内、同じ作品を2回観たのは5作品)。
毎年「面白かった!」と思った作品の本数を数えて打率(笑)を発表してきたのですが、あまり参考にならない気がするので(打率高すぎなので)控えます。※2006年は6割7分1厘でした。
2006年11月末に私が関わっておりますCoRich舞台芸術!がオープンしたこともあり、2007年は演劇関係のお仕事も多数いただいて、新しいチャレンジが多い年でした。これからも観客の視点で演劇を楽しみながら、サイト運営を続けていきたいと思います。
■メルマガ号外■ ※初日の早い順
・こまつ座『私はだれでしょう』01/14-02/25紀伊國屋サザンシアター
・tpt『Angels in America 第1部&第2部』03/20-04/08ベニサン・ピット
・メジャーリーグ『野鴨』11/01-30シアター1010ミニシアター
■心に残る10本■ ※第1位以外は初日の早い順
★SPAC『巨匠』11/09-11静岡芸術劇場
・tpt『薔薇の花束の秘密』02/17-03/02ベニサン・ピット
・ハイバイ『おねがい放課後』プレビュー、本公演、お台場SHOW-GEKI城
・世田谷パブリックシアター『死のバリエーション』05/11-27シアタートラム
・東京ノーヴイ・レパートリーシアター『かもめ』06/01東京ノーヴイ・レパートリーシアター
・音楽座ミュージカル・Rカンパニー『アイ・ラブ・坊っちゃん』06/01-10東京芸術劇場 中ホール
・東宝ミュージカル『レ・ミゼラブル』06/08-08/27帝国劇場
・中野成樹+フランケンズ『遊び半分』09/20-24赤坂RED/THEATER
・THE SHAMPOO HAT『その夜の侍』09/29-10/08ザ・スズナリ
・パラドックス定数『東京裁判』11/29-12/02 pit北/区域
次点:OPAP(オパップ)『ゴーストユース』11/20-25 PURNUS HALL
■複数回観に行った公演(一部)■
・tpt『Angels in America 第2部』03/20-04/08ベニサン・ピット(2回)
・時間堂『ピンポン、のような』04/26-30王子小劇場(2回/ワーク・イン・プログレスを含む)
・時間堂『月並みなはなし』10/19-29王子小劇場(2回)
■国際共同製作かつ複数国にて上演■
・青年団国際演劇交流プロジェクト2007 日仏合同公演『別れの唄』04/05-08シアタートラム
・NODA・MAP番外公演『THE BEE(日本バージョン・ロンドンバージョン)』06/22-07/09、07/12-29シアタートラム
■企画■
・アートネットワーク・ジャパン『オズの魔法使い』08/25-09/01にしすがも創造舎 特設劇場
・エイブル・アート・ジャパン『「Stepping Stones」「血の婚礼」』10/12-14シアタートラム
■特に注目した個人・団体■
・多田淳之介(青年団演出部/青年団リンク・東京デスロック/青年団リンク・二騎の会)
関連レビュー⇒1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11
・小指値
関連レビュー⇒1、2、3、4、5、6
▼演劇関係のお仕事▼
・FM西東京「たけがき2」第一土曜日レギュラー出演
・こりっち「CoRich舞台芸術まつり!2007」審査員
・フジテレビジョン「お台場SHOW-GEKI城・T★1演劇グランプリ」審査員
・FPAP「劇作家・演出家のための観劇ディスカッションツアー」アドバイザー
※CoRich舞台芸術!では色んな企画が開催されています!
「CoRich舞台芸術アワード!2007」(2008年1/7(月)投票〆切・1/11発表)
「劇場へ行こう!~駅前劇場編~」開催中!
▼執筆▼
・fringe blog(1、2、3、4、5)
・wonderland寄稿「チェルフィッチュ、世界的超感染力のゆくえ」レポート
・インタビュー
脚本家 シャン・カーンさん
脚本家・演出家・俳優 岩井秀人さん
女優 水野美紀さん
女優 馬渕英俚可さん
・公式稽古場レポート『CLEANSKINS/きれいな肌』、レビュー
・記者発表(1、2)
・遠征・写真レポート(1、2、3、4、5、6)
・Workshop関連(1、2、3、4)
▼2007年を振り返って▼
・身体が震え、涙が止まらなくなるような感動をくれる作品は、比較的年齢が若い作り手のよるものが多かったです。ベテランや有名な作り手による作品が総じて面白くないのではありませんが、「今の若いやつは云々~」というありきたりなグチは気に留める必要がないと確認できました。
⇒宮田秀明の「経営の設計学」より「もっと、若い人に任せなさい~アポロ計画はなぜ成功したか」
⇒fringe blog「才能はあなた方が発掘するものでは」
・演劇を学校教育に生かす試みが、どんどん実践され成果を生んでいます。俳優ワークショップを見学する度に、学校などの公的施設で子供たちをはじめ市民が受けるべきものだと強く感じておりましたので、とても嬉しいです。これからも【演劇教育】というカテゴリーでレポート等を書いていきたいと思います。
⇒シンポジウム「演劇教育でガッコーを面白く!」の会「演劇人が、ガッコーを変える? 学びの場の最前線」
※注意を払って記事を掲載していますが、正確な情報は公式サイトでご確認ください。
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