REVIEW INTRODUCTION SCHEDULE  
Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
mail
REVIEW

2008年03月02日

新国立劇場演劇研修所1期生修了公演『リハーサルルーム』(2回目)02/27-28アルテリオ小劇場

 東京公演から客席数700席以上の福岡公演を経て、今度は約200席以下の小劇場へ。千秋楽を拝見しました。
 同じ作品なのに全然違う味わい!新しい気持ちで退屈することなく拝見しました。

 これで一期生の研修はすべて修了なんですね。彼らの今後の活動には要注目です!

 ⇒修了生の今後の活動情報 いきなり話題の舞台に出演されますよ♪
 ⇒CoRich舞台芸術!『リハーサルルーム

 初めて観た回では、俳優1人1人のつぶだった輝きが前面に出ていたように感じたのですが、千秋楽では作品全体としてのまとまり感がアップしていたように思いました。俳優全員が作品のためにぐっと集中して、慎重に言葉を交わしていたように感じたんですよね。こんな風に簡単な一言で表現しきれることではないのかもしれませんが。

 俳優1人1人が客席に向かって発していたものが、千秋楽では作品の中に向かっていたような。だから私個人としては、千秋楽よりも最初に観た回の方が好きだったかも。
 作品のクオリティが上がったことで、脚本のことが気になってしまったのもあると思います。15人全員が主役というような群像劇って難しいですよね。「この役のためにこのシーンを付け加えたのかな・・・」とか、邪推してしまうことが何度かありました。

 でももちろん、じーんと感動して涙しちゃったシーンもいっぱい♪
 萩原大(古川龍太)「郵便です。」はやっぱり名セリフです。

≪東京、福岡、神奈川≫
出演:内田亜希子、野口俊丞、岡野真那美、河合杏奈、小泉真希、高島令子(髙島玲)、二木咲子、眞中幸子、北川響、窪田壮史、古河耕史、古川龍太、前田一世、三原秀俊、山本悠一(山本悠生)
作:篠原久美子 演出:栗山民也 美術:長田佳代子 衣裳:宇野善子 音楽:後藤浩明 照明:田中弘子 音響:河原田健児 演出助手:田中麻衣子 舞台監督:三上司 演出部:浅沼一彦 田中光子 菅野郁也 制作助手:馬場順子 スチール:落合高仁 宣伝:デザイン倶楽部 木下勝弘 小道具:高津瑛が装飾 烏城清 大道具:俳優座舞台美術部 瀬尾元保 衣裳:チャコット 三浦将起 ヘアメイク:スタジオAD 林節子 舞台・照明・音響操作:新国立劇場技術部 シアターコミュニケーションシステムズレンズ 研修所長:栗山民也 主催:川崎アートセンター(技術監督:小林裕二 機構:下元史朗 照明:(株)ファクター 佐々木真喜子 音響:(株)サウンドウィーズ 相川晶  企画・制作:大久保聖子 村上健太)
【発売日】2007/12/12 A席3,000円 B席2,000円 Z席1,500円
http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/20000051.html

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

★“しのぶの演劇レビュー”TOPページはこちらです。
 便利な無料メルマガも発行しております。

メルマガ登録・解除 ID: 0000134861
今、面白い演劇はコレ!年200本観劇人のお薦め舞台
   
バックナンバー powered by まぐまぐトップページへ
Posted by shinobu at 2008年03月02日 18:37 | TrackBack (0)