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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2008年04月26日

わらび座『手塚治虫生誕80周年記念・ミュージカル「火の鳥~鳳凰編」』04/25-05/04新宿文化センター

 わらび座史上最大のプロジェクト『火の鳥~鳳凰編』の初日の幕が開きました。演技、演出の密度が増して、プレビューより数段レベルアップ!終演後に迷わず脚本(1000円)を購入!

 ⇒稽古場レポート ⇒プレビュー(舞台写真あり!)
 ⇒シアターガイドニュース(2008/04/22)
 ⇒eplus当日引換得チケでA席5000円→3500円!

 上演時間は約2時間。2時間で手塚治虫の『火の鳥』がしっかり描き切られていることに驚愕します。恋人同士でも、お友達や家族連れでも楽しめる娯楽大作です。日本の大規模ミュージカルの相場を考えたらS席6000円は安いと思います。
 舞台写真をアップしてますのでどうぞご覧下さい。

 ⇒CoRich舞台芸術!『火の鳥~鳳凰編

 盗賊・我王(パク・トンハ)を太陽のように大きく暖かな愛で包む速魚(はやめ:碓井涼子)。碓井さんには誰も真似できないはかなさ(儚さ)があるように感じます。写真提供:フォト スタジオ アクア
aqua_gao_hayame.jpg

 
 仏師・茜丸(戎本みろ)に言い寄るブチ(今泉由香)。無邪気で奔放でリズミカル!ブチの真っ直ぐな想いに触れて私がボロ泣き。写真提供:フォト スタジオ アクア
aqua_buchi_akanemaru.jpg

 ここからネタバレします。

 真っ赤な炎に包まれた茜丸が「俺は、死んだのか?」と自問自答するシーンは、生と死が同居した、世界。
 すべてが焼け落ちて死者たちがたたずむ完全な静寂の中、我王の「おいで」に神の赦しを感じました。

手塚治虫生誕80周年記念企画
≪東京(パルテノン多摩)、千葉、東京(新宿)、秋田、埼玉、岐阜、静岡≫
出演(わらび座):椿康寛/岡村雄三/長掛憲司/戎本みろ/平野進一/森下彰夫/飯野裕子/遠藤浩子/碓井涼子/田郷真友/小林すず(小林涼子あらため)/末武あすなろ/山口貴久子
客演:パク・トンハ(2008年4/25~5/15まで)/内田勝久/中山城治/本間識章/森山晶之/渡部徹/今泉由香(2008年4/25~5/15まで) 声の出演(火の鳥):新妻聖子
原作:手塚治虫 演出:栗山民也 脚本:齋藤雅文 音楽:甲斐正人 美術:妹尾河童 演出助手:栗城宏 振付:田井中智子 振付助手:高田綾 歌唱指導:矢部玲司 歌唱指導助手:紫竹ゆうこ 舞台監督:石井忍・板子光男 稽古場助手:黒木いづみ 制作:渡辺澄子 広報:押久保陽子/尾﨑隼 協賛:手塚プロダクション・角川書店
【発売日】2007/11/08 指定席 東京本公演:S席6000円 A席5000円
http://www.warabi.jp/hinotori/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2008年04月26日 13:51 | TrackBack (0)