第15回ガーディアン・ガーデン演劇フェスティバル(⇒公開第二次審査会)参加作品です。ユニット美人は京都の劇団。劇団衛星にも所属している女優・黒木陽子さんが作・演出(そして出演も)されます。
上演時間は約1時間50分。客席が2方向から挟む舞台上舞台での上演でした。増設された客席も超満員。東京公演は1ステージのみなんです。とても面白かったのでもっとやって欲しかったな~。私は早い目に予約していたので、舞台間近の席でした。
神戸公演あり!会場:神戸アートビレッジセンター シアター
5月24日(土)15:00~
5月25日(日)18:00~
⇒CoRich舞台芸術!『髪結いの女たち』
≪あらすじ≫
大人になってもブルマを脱げない女たちの国・ブルマ王国は、隣接するモテモテ帝国と敵対関係にある。昼ドラのように30分の短編を3つ連続上演。
≪ここまで≫
大人の女が緑のブルマに生足でここまで振り切れてバカをやってくれると、思う存分笑えます(笑)。悶々と葛藤するブルマ人間の女の子たちが、ふんわり可愛く生きているモテモテ帝国の少女も演じるので、嫌みがなくって良いですね。私も三十路の女ですのでね、共感することもありましたよっ(笑)。
着ている服が変わるだけで人間がどんなに変身するかがよくわかります。それもモテと非モテという区別なのでさらに歴然。
トトとハンサム君の演じ分けは見どころでしたね。役者さんがもともとハンサムだからできることなんでしょうけどっ。
ここからネタバレします。
ブル子ちゃんのワンピ姿は超~キュート♪ ブルマは誰が着ても・・・ブルマ(笑)。
「自信がなくてもある振りしなきゃ!」って、改めて思うけど、名言だわ~。外見は服装やヘアスタイルだけでなく、歩き方、話し方、立ち方も含まれますものね。演技することで人間は変身できるってことをよく示してくださいました。私も演技しよっ!(笑)
タイトルの『髪結いの女たち』っていったいどういう意味なんだろう・・・と思ってたら、最後の最後に妖精っぽい格好で4人登場。うさん臭さプンプンの中から本物の美容師さんが出てきて、2人がかりでブル子(紙本明子)をかっこいいヘアスタイルにしちゃいます。緑ブルマに黒キャミソールに白パンプスのブル子が素敵に見えるから、あら不思議。美容師スゴッ!あ、もちろん紙本さんの演技の賜物だとも思います。
結局ブル子はブルマ人間でありながらモテを目指すという欲張りな結論に達したようだけど、それってどうよ!まあ、ラストは素敵に見えたんだから良いのかな(笑)。
化粧品を「イブサンローレン」って言ってた気がするんですが・・「イブサンローラン」だよね。それも狙いかな~(笑)。
≪ポスト・パフォーマンス・トーク≫
出演:黒木陽子/ウニタモミイチ
トトとハンサムくんの2役を演じた首藤慎二さんが衣裳の早替え(?)を披露。ウニタさんのご要望に応えて、ちゃんと演技もしてくれたので(トトからハンサムくんに変身)拍手喝さい。
“春の一本!”ユニット美人連続ドラマシリーズ第二弾
≪東京、神戸≫ 第15回ガーディアン・ガーデン演劇フェスティバル
出演:紙本明子/朝平陽子/大熊ねこ(遊劇体)/吉村奈知/小林真弓/中村奈穂/首藤慎二(ベビー・ピー)/黒木陽子 髪結い:長田浩典(iroNic ediHt ORCHESTRA)/金相たんび
作・演出:黒木陽子 制作:福原加奈・植村純子 ヘアメイク監修:長田浩典(iroNic ediHt ORCHESTRA) 音楽:高橋岳信(Sirenspher) 振付:北村成美(なにわのコリオグラファー・しげやん) 舞台監督:小島聡太 照明:池辺茜(GEKKEN staff room)音響:小早川保隆 舞台美術:丸山ともき プロデューサー:蓮行 宣伝写真:石原和子 宣伝美術:紙本明子 Web制作:黒木陽子 主催:ユニット美人 ガーディアン・ガーデン (財)武蔵野文化事業団
全席自由 前売:一般2,500円 学生1,500円 当日:一般3,000円 学生2,000円 3団体共通チケット(ガーディアン・ガーデン)、吉祥寺シアターセットチケット(武蔵野文化事業団)あり
http://www.eisei.info/unitB/
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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